魚楽園の雪舟庭園
休日ごとのウオーキングもすっかり慣れてきた。今週は豊前川崎。室町時代に雪舟が築いたという雪舟庭園で知られている魚楽園を巡るウオーキングでコース距離は12キロ、3時間半の設定だ。
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日曜日、いつものようにまだ暗い6時前に目が覚めた。妻はまだ寝ている。妻は今日から義姉と大分まで温泉バス旅行なのだが、その時間まではまだ間がある。義兄と私はそれぞれ留守番。孫達も休みなのでのんびりとマイペースで過ごせるだろう。
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小倉駅7時発の日田彦山線ディーゼル列車に乗り込んで朝飯のお握りをパクついた。列車の中で食べるお弁当はなんだか遠足気分で美味しい。同じようにJRウオーキングに参加すると思われる人たちもかなりの人数が乗り込んでいて、人気の高さが窺われる。
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単線のローカル列車はのろのろと進んで、(それなりに風情はあったが)、8時20分に豊前川崎駅に着いた。いつものように受付を済ませ、さぁ出発。12キロの踏破だ。
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晴れの予報ではあったが、雲が厚くてどんよりした天気。ただ寒くも風も無くウオーキングに適した天気だった。ウオーキングの姿勢は25m前を見て普通の歩幅より少しだけ広くとれば良いと、先週の熟女さんから教わっていたので、その言いつけを守るように気を付けているのだが、気付いた時はまたもとの貧相な歩き方に。結構難しいものだ。
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10時前に目指す魚楽園に到着した。丁度「紅葉まつり」が開催されていて園の前には仮設舞台とテントが張られ、地元の子供達が揃いの法被を着て出し物の準備をしていた。私はそれらを横目にコースに従って歩く。もう少し余裕があって雪舟亭庭園を楽しめればよいのだが、川崎町から「ちょっぴりプレゼントがあります。数に限りがあります・・・。という案内に負けてしまって。
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川崎町は山村という色合いが強い。丘陵地帯の雑木林や良く手入れされた畑が多く見受けられ、この時期にまだ茄子が栽培されていた。自然薯の黄色い葉が雑木林の土手に数多く連なっていて、道端には「むかごや銀杏」が売られていた。道具があったら「山芋掘り」をするのに、などと考えながらせっせと歩いた。
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<o:p>左:今年の紅葉は色付きが悪いようです。 中:ムカゴが売られていました 右:自然薯の黄色い葉</o:p>
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豊前川崎駅に戻ったのが11時半。丁度3時間掛かったことになる。踏破完了スタンプを押してもらった。これでスタンプは5個になった。とりあえずの目標は10個だから半分だ。
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おもちゃの家のような豊前川崎駅
「ちょっぴりプレゼント」は川崎町の野菜だった。ジャガイモや大根、人参などの袋が並べられていて、何でもどれか一つを下さると言う。何を選んだらよいか分からなかったので、人気のものを尋ねると、豆を指し示された。天ぷらにすると美味しくて人気ですよと。名前を知らない豆なのだが、残りの数も少なかったので、有り難くそれを頂戴して帰りの列車に飛び乗った。
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帰り着いたのが2時すぎ。鬼の居ない間の洗濯、シャワーを浴び、ビールを飲みながらソファに寝転んで日本シリーズをうとうと観戦。思いもかけない展開でホークスは2連敗。打てなさすぎる。やはり良いピッチャーは打てない。
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夕方になったので、何を食べるか考えた。そしてコープで手軽な麺にしようとチャンポン玉を買ってきた。それに白ワインも。最近は安くておいしいワインが出回っている。一人で飲む酒も良いのだが、焼酎では侘びし過ぎる。ワインで軽やかな気分になりたい。
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野菜たっぷりのチャンポンとワインで気楽な夜を過ごしたのだった。
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