愛車ウイッシュですが、間もなくお別れに。
先月は異常気象だった。暑い日が続いたかと思うと急に冷え込んだり、長雨が降ったりと。この異常気象に我が家も巻き込まれたのか、日頃は考えられない行動を取ってしまった。その一つが先日アップしたプロバイダー乗り換え。同じ光なので速度は大して変わらないと思うのだが、プロバイダーの巧みな会話術にコロッと負けてしまって、契約期間が残っているのに切り換えるという愚挙を起こしてしまった。異常な暑さで妻ともども脳の記憶中枢が眠っていたのだろう。
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それと同じ時期に、もう一つ大きな決定をしてしまった。それがマイカーの更新なのだ。我が家の車はウイッシュ。1800ccの7人乗りミニバン。娘達が嫁入りする前にファミリーカーとして購入したもので、家族揃っての行楽に役立てようと。ウイッシュはトヨタの戦略車でもあるから、基本的に装備は良いのだが、退職金でお金に余裕があると勘違いしていた私は、カーナビは当然のこと、バックモニターや接近センサーなども付けて快適に乗っていた。
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車の整備は重要だと信じている私は、ディーラーの半年点検や1年点検の案内は基本的に実施する事にしている。車に乗り始めた当初、40年位前のことだがブレーキが効かずに交差点で大事故を起こす寸前だった事がある。信号が赤に変わって、ブレーキを踏んだのだが止まらない! 油圧系統が壊れている感じで、踏み込んでも力が伝わらないのだ。このままでは追突するしかないので、慌てて対向車線にハンドルを切り、(小倉の繁華街だったので交通量は多く、対向車も急に出てきた私の車に驚いたであろう。ぶつかるところを互いに際どくハンドルを切って、交差点内を左に横切って難を逃れたのだ。この恐ろしい経験が身に沁みて、私は車については点検が重要だと考えている。
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オドメーターは49920km。もったいないと言えばもったいない。
そして先月、例によって半年点検した時に、ディーラーから言われたのが、タイヤの交換とファンベルトの交換。特にタイヤはいつバーストしてもおかしくないほど劣化していると。それと共に示されたのが下取り価格とビッツの見積り計算書。私のウイッシュは8年半を経過しており、査定価格はゼロだと思っていた。だからこのウイッシュは乗りつぶすつもりだったのだ。難点と言えば、カーナビが地デジに対応していないのでTVが見れないことだけだ。それに大事に使っているので車内はきれいだし、何よりも走行距離は5万キロに達していない。エンジンはまだまだ壮年並みなのだ。
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妻にこれらの書類を見せると、しばらく考えていたが、ディーラーの試乗展示会に行って見ようと言い出した。今考えると、やはり異常気象に負けていたとしか思えない。長年懇意にしている営業担当も私達の来店には驚いたようではあったが、そこは営業マン、見事な対応ぶりで、その日のうちにビッツの契約を取り交わす事になった。二人とも判断力が鈍っていたのだろう。私としては大きな車は運転がしんどくなっていたので、軽に近いビッツは楽だと云う思いはある。それに燃費も良いし、ワンセグだがカーナビはTVも写る。それに今のウイッシュと同等の設備は欲しいと思っていたので、自動エアコンやバックモニター、接近センサーなども取り付けてもらった。もちろんETCはウイッシュのものを付け替えて貰う。
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この話を聞いて、長女が残念がる事、残念がること。ビッツとウイッシュでは格が違うし、何よりも運転が楽ではないかと。私達としては子供たちもそれぞれ独立したので、大人数の車は不要だし、必要な時は婿殿達の車があるのだからと云う認識だ。ちょっと心配なのが高速の走行性。1300ccと小さいので以前の感覚と違うかもしれない。
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以上の話は1ヶ月前。9月末から10月初旬の我が家は黒雲が立ち込めていたようだ。そして今度の土曜日、ビッツが登場する。我が家にとっては最後の大きな買い物だ。福を運んできてくれたらよいが。
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