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粕屋(篠栗町)の田畑。憧れの富良野をイメージしました。
土曜日から強烈な寒波に襲われていた北九州だが、吹雪が時折り舞うものの積雪には到らず、日曜日も平穏な朝を迎えた。天気は福岡地方は午前中は雪で、午後から降り止むと報じられていたので、予定通りJRウオーキングに出かけることにした。今回は福岡市の東、自然豊かな粕屋がウオーキングの舞台だ。
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7時前の電車で鹿児島本線を西へ。博多の手前、吉塚で福北ゆたか線に乗り換えてスタート駅の門松駅に向かうのだが、電車が西に行くに連れて雪がひどくなり、門松駅に着いた時には吹雪状態。3センチ以上も積もっていて、一面の銀世界。昨晩から降っていたときいて驚いた。小倉はなんともなかったのに。
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まさか吹雪になるとは思いもかけなかったので、当然傘は持っていない。ザックから純毛の暖かいセーターを取り出してジャンパーの下に、そして先日買ったレインウエアを着込んで完全防寒スタイルでスタートした。ただズボンは厚手のジーンズ。ヒートテックの下着は穿いているものの寒いかもしれないが、今までの経験で大丈夫だろうし、それにトレッキングシューズなので雪にも強いだろう。
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門松駅をスタートしたのが8時25分、受付ナンバーは8番でほぼトップスタートだった。降りしきる雪の中をマスクして眼だけの完全装備で歩くのだから、異様なイデタチだったかもしれない。でもこの時点では意気揚々、元気溌剌だった。
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道路には雪が積もっていて、滑らないように注意していたのだが、さすがにトレッキングシューズ、そんな心配は無用、雪の中でも安心して歩けた。特に九大の森(自然研究林)では靴が隠れるほどの積雪だったのだが、歩くたびに「キュッ、ギュッ」と雪が鳴って、そのリズムが楽しくさえ思えた。ただ、やまちゃんが紹介していたスパッツを持っていないので、ジーンズの裾が濡れるのがいやだったが仕方ない。(帰りの電車の中で、凍っていた裾が濡れて足が冷えてきたが、それまでは特に寒いとは感じなかった)
<o:p>左・中;九大の森で。ミニ八甲田気分。 右;異様な男が?</o:p>
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歩き始めて30分ほどもすると身体も温まって着込んでいたセーターを脱いで厚さを調節。雪も大して苦にならずにウオーキングを楽しんだ。それにしても久方ぶりに見る雪景色、真っ白な世界は夢の中に居るような感じもして、楽しく歩けた。これが例年通りだったら梅の香りが漂って、別の味わいがあるのだろうが。今年は梅の開花が遅いと聞いているが、コースでも梅の花は見れなかった。
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設定コース12キロを歩き終えて篠栗駅に着いたのが11時前。2時間半かかったことになる。早く終えたので何かプレゼントがあるかと期待していたのだが、それは無し。雨天扱いのスタンプを2個押してもらってウオーキングは無事に終了。たいして疲れも無かった。
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<o:p>思いがけなく早く小倉に帰りついたので、一緒にお昼をと、炊き込みご飯のお弁当を。</o:p>
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帰りの電車に乗った頃には雪もやんで、陽射しが覗いてきた。これで雪景色も終わりだろう。北海道の皆様には怒られるかもしれないが、貴重な雪中行軍を体験できたと感謝したい。
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