花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

春の野草達、カタクリ、オオカワヂシャ、タネツケバナ、ナズナ、他

2021-03-20 | 野草(花)
野草も随分と多く花が咲くようになりました。
かなり雑草に近いものもありますが、雑草と呼ばずに野草としておきます。

知る人ぞ知る話として、留守中に芝刈りをした入江侍従に天皇陛下が諭された言葉で、
「世の中に雑草という名の植物は無い」植物学者・牧野富太郎の言葉を、
昭和天皇が引用されて 「雑草という草はない。 どんな植物でもみな名前があって、
それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。
 人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない」
  入江相政「宮中侍従物語」より

辞典などでは、雑草とは田畑や庭などにはびこり,いろいろな点で人間に有害無益な一群の草をさす。
しかし雑草と呼ばれているものにもハコベ等食べられるものもあります。

カタクリ(片栗)   別名:カタカゴ
ユリ科カタクリ属、多年草、花期:4月
花は茎先に1輪咲き、花弁のつけ根にはW字形の模様があります。
花は夜や、気温の低い日には閉じて開きません。
葉は開花株では2枚、まだ花が咲かない株では1枚つきます。
山野では群生 しますが、普通の道端(1車線の車道)の土手で、笹薮を切り倒した所に咲いている。

オオカワヂシャ(大川萵苣 )
オオバコ科クワガタソウ属、多年草、欧州~アジアにかけての原産 花期:春~夏、
葉腋に穂状の花序を出し、直径5mmほどの淡紫色〜白色の4深裂した花を多数つける。  
湿地に咲く帰化植物の花で特定外来外来生物。溝の下の方に咲いていた。


セントウソウ(仙洞草)
セリ科セントウソウ属、多年草、花期:4月~5月、木陰に生える。
小葉はさまざまな形がある。葉の間から伸びた細い花茎の先に複散形花序をだし、
小散形花序は、5個~10個の白色の小さな花をつける。花弁は5個で内側に曲がる。
       

タネツケバナ((種漬花 )
アブラナ科タネツケバナ属、越年草、花期:3月~5月、水田のあぜ、湿地に生える。
花は茎の先端に穂状花序をなし、花弁は白、果実は棒状で上を向く。 
一見ナズナに似ているが、果実が細長いことから見分ける。


ナズナ(薺)  別名:ペンペングサ
アブラナ科ナズナ属、越年草、花期:3月~6月、道端、畑に生えている。
花は白色で直径約3mm。果実は長さ6〜7mmの倒三角形の扁平な短角果で、先端がへこむ。
和名はなでな(撫菜)、別名は果実の形が三味線のばちににていることによる。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草 )
キンポウゲ科ヒエンソウ属、1年草、中国原産、花期:4月~5月、
外来種ですが、葉や花が柔らかく綺麗なせいもあり在来の山野草のように思う人も多そうだ。  
葉がセリ科に似ているので、ヤブニンジン、ヤブジラミ等と区別がしにくい。
 
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