花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

今は見頃です。秋のお彼岸頃に咲くから彼岸花と言う。

2020-09-26 | 花の写真
今は何処を歩いてもヒガンバナを目にします。
彼岸花は美しい花ですが毒草のイメージがあります、これについても調べてみました。

ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。
  
花びらは6枚、内側に3枚、外側に3枚、細長く反転し、両側は波打っている。
雄しべ6本で先端に花粉が付いていて、雄しべより少し長く花粉のないのが雌しべ。
ヒガンバナは種ができません。
         
彼岸花の別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、サンスクリット語で天界に咲く花という意味。(仏教の経典より)
土葬をモグラや野ネズミなどから守るため、墓地などによく植えられていることから、
「死人花(しびとばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」「地獄花(じごくばな)」のようなちょっと怖い呼び名も

彼岸花にはアルカロイドという毒があるため 、田んぼの畦道や土手に植えられていることが多い、
その毒でモグラや野ネズミを防除する為と言われている。
その反面、でんぷんを多く含んでいるため食用可能で、毒は水にさらすと抜けるので、
昔は飢餓に苦しい時に毒を抜いて(水にさらすと抜ける)食用にしていたようです。
江戸時代には、盛んに栽培されていたが、ちょっとしたことで直ぐに食べてしまっては、
繁殖力が弱いので直ぐに絶えてしまい、非常食にならないので、そこで、
「ヒガンバナは毒だ」とぎりぎりまで手を付けないようにしたとの話もあります。

シロバナマンジュシャゲ
 
     
▼ショウキズイセン(ショウキラン)
 

リコリス属の仲間の一つにヒガンバナがあります。
リコリス属は種類が多く、早い種類は7月から、遅い種類では10月から開花します。
シロバナマンジュシャゲ、キツネノカミソリ、ナツズイセン、ショウキランなどが自生または栽培されています。 
花色は赤、白、黄、オレンジ、ピンク、紫と豊富で、光沢のある花弁が美しく、園芸品種も多くつくられています。
*キツネノカミソリ、ナツズイセンは、17/8/20投稿済を参照してください。
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