道端でよく見かけるカタバミ、今回はカタバミの仲間で、全てカタバミ科カタバミ属です。
カタバミ属に属する植物は世界で約800種あまりが分布しているそうです。
日本では、ミヤマカタバミなど6種が自生し、7種ほどの外来種が帰化植物となっている。
☆ カタバミ(片喰)
庭や道端などに普通に見られる多年草、花期:5月~9月、花は黄色で直径約8mm、花のあと
花柄はは下を向きその先円柱状のさく果を上向きに付ける。
葉の色が赤紫色を帯びたものをアカカタバミと言う。中心部は少し赤くなる。
葉の色がカタバミとアカカタバミの中間のものをウスアカカタバミと言う。
上とはチョット違いますね。
そう果、熟すと種を弾き飛ばす。まだ見てませんが、
☆ イモカタバミ(芋片喰)
南米原産の多年草、花期:4月~9月、
葉より高きい花茎を出し、直径1.5cm程の5弁の紅紫色の花を多数付け、
花の中心部が濃い紫色で脈があり雄しべの葯が黄色。
☆ ムラサキカタバミ(別名:キキョウカタバミ)
南米原産の多年草、花期:5月~7月、だが冬以外は道端など至る所で見られる。
江戸時代末期に鑑賞用として輸入され、各地で野生化繁殖し要注意外来生物に指定されている。
花は1.7cmほど、花弁が5個、淡紅色で濃い色の脈あり、雄しべの葯は白色。
☆ オキザリス・トリアングラリス(カラスバカタバミ、紫の舞)
南米原産の多年草、花期:4月~10月、四季性が強く、長い花期の間ぽろぽろと咲き続ける。
濃い紫色のシックな葉色が美しいリーフプランツで、葉の間から花柄を長く伸ばして小さな
花径1.5~2cmの5弁の花が咲かす。
☆ オキザリス・プルプレア(流通名オキザリスバリアビリス)
南米原産(園芸種)の多年草(秋植え球根)、花期:11月~3月、和名:フヨウカタバミ、
花径が3cm位ある大輪系でオキザリスの中でも美しく、花色も多彩です。
☆ オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ、オキザリス・セルヌア)
南アフリカ原産の多年草、花期:10月~5月、和名:キイロハナカタバミ、
カタバミによく似た大きな花(3~4cm)を咲かせる、葉っぱに小さな褐色の斑点がある。
☆ ハナカタバミ(オキザリス・ボーウィー)
南アフリカ原産の多年草、花期:9月~11月、春と夏に咲くようです。
帰化植物だが西日本を中心に野生化しているようです。
園芸店やホームセンターなどでオキザリスとして流通している。
葉の間から長い花茎を出し、直径3cmほどの淡紅色の5弁花を3~10個ほどつける。
<カタバミ一口メモ>
花名の片喰は、葉が食べられて一方が欠けている様に見える事からですが、
漢字で書くと酢漿草で、葉と茎にシュウ酸が含まれて酸っぱいことを表しています。
属名の学名もOxalis(オキザリス)もギリシャ語のOxys(すっぱい)が語源です。
カタバミの家紋
片喰紋、酢漿草紋(かたばみもん)は日本の5大紋の一つに数えられていて、
カタバミは繁殖力が強く1度根付くと絶やすのが困難であることから、
家が絶えないに通じて武家の間で使われるようになったとか。
西洋でも古代から酸っぱい事から、毒のある蛇も近寄らない、魔女も手が出せないことから
お守りとされていたようです。
どれも花の特徴がよく分かる話でした。
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カタバミ、可愛い花が、一年を通して長い期間、楽しませてくれますよね。
これをこんな風に、一度に見せていただくとすごく分かりやすいです。素敵なカタログですね。
そして、どれも、甲乙つけがたい、綺麗さですね
いつもコメント有難うございます。
attsu1さんのブログの様に見応えがあるものにしたいのですがなかなか出来ず、自分に出来る範囲のことをやっています。
行動的でない私が先週カミさんが動物と言ったので多摩動物にでも行ってみるかと、
腰を上げて行ったらなんと休園日でした、どうしようかなと思って、せっかくこちらに来たからattsu1さんのブログを思い出して長池公園に行って来ました。
長池見附橋も見てきましたよ、綺麗でした。自然保存型の公園らしく林のなかドングリ拾いをしてきました、雰囲気は小宮公園と同じようでしたが、池があるのがいいですね。