秋になり、草木の実が多く見られるようになりました。
その中でバラの実も見ることがありました。
バラの実と言えば「ローズヒップ」と言う言葉がありました、
バラのピップ? お尻ではないよな、とよく分かっていませんでした。
そこで、ローズヒップとは? Wikipediaによると、
ローズヒップ (rose hip) は、バラ科バラ属の植物(いわゆる「バラ」)の果実である。
「ヒップ」は「尻」とは無関係で、本来は「ヒップ」だけでバラの果実を意味する単語である。
”ローズヒップティーには女性に嬉しい美容成分が豊富に含まれています”等の
キャッチコピーを目にすることはあっても、全く縁のなかった言葉でした。
それでは、バラの実なら何でもいいのかな?
と並べてみましたが、庭のバラには実を付けないのも多いです。
ローズヒップと呼ばれるのは、何の種類のバラでしょうか?
ネットで見ると、”ハマナス”や”イヌバラ”とありました。
イヌバラこれはあまり馴染みの無い名前でした。
ドッグローズ(イヌバラ)は、ヨーロッパ原産とするワイルドローズの一種ので、”ロサ・カニーナ”のようです。
イヌバラの犬が付いている名は、”栽培用に比べて価値が低い”意味で付けられた、
又、18-19世紀に狂犬病の治療に用いられたことに由来している可能性も考えられるようです。
ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアに自生する。
園芸店では販売されているようですが、私は見たことがない(?)と思います。
イヌバラは投稿むりなので、自分の周りでは、ノバラ(ノイバラ)が一番近そうです。
▼ノイバラ(野茨)
バラ科バラ属、落葉低木、花期:5月~6月、河原や原野、林縁などにふつうに生える。
果実は、径6~9mmの卵形で9〜11月に赤熟する。
5月に咲いていた花。
▼ハマナス(浜茄子) 別名:ハマナシ
バラ科バラ属、落葉低木、花期:6月~8月、海岸の砂地に生える。
和名ハマナスの語源は、浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、
ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したとしている。
果実は、径2~3cmの偏球形で赤く熟す。
ローズヒップとしてお茶やジャムになる 。
現在では自生している野生のものは少なくなってしまい、
多くの県で絶滅危惧種もしくは準絶滅危惧種に指定されています 。
近くにあるハマナスの実はまだ未熟でした。
花は、4年程前の春に佐渡の海岸で撮影。
今回も又イヌバラにたどり着くことが出来ませんでした。
<一口メモ> ローズヒップの効用
そのままでもおいしく食べられますが、実を乾燥させたり、種を圧搾してオイルを抽出したりして、
古くからハーブティーや料理・スキンケアなどに用いられてきました。
ハーブ用ローズヒップの栽培・収穫に用いられるバラは、ヨーロッパ原産のイヌバラ(ドッグローズ)、
茨城県・鳥取県から北海道までの海岸に自生するハマナスが代表的です。
ローズヒップにはビタミンCが豊富に、他にも様々栄養分が豊富に含まれています。
美容・健康効果1 美肌効果 (ビタミンC,A、E)
美容・健康効果2 便秘解消・腸内環境を整える。(食物繊維)
美容・健康効果3 ホルモンバランスを整える。(ビタミンE)
美容・健康効果4 貧血予防。(鉄分) 他にも疲労回復・風邪予防、利尿作用等。
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