前回の晩秋の木の実の続編です。
珍しいものはありませんが、今年も散歩中に出合いましたと言うことです。
▼ソヨゴ(冬青 ) モチノキ科モチノキ属、常緑小高木、花期:5~6月、果期 :10~11月
光沢のあるグリーンの葉と赤い果実が美しいのが特徴です。
雌雄異株なので赤い実をつけるのは雌株です。また雄株が近くにないとうまく結実しないこともあります。
▼サカキ(榊) 別名:マサカキ モッコク科サカキ属
白い花が6~7月頃に咲き、11~12月頃に実が黒く熟します。
花後に緑色の実をつけ、秋になると実が黒くなり種がとれます。
▼トキワサンザシ(常盤山査子) 別名:ピラカンサ バラ科トキワサンザシ属
直径6㎜ほどで10月から11月頃にかけて真っ赤に色づき、枝を埋め尽くすようにつややかに実ります。
熟した実は野鳥のえさになり、さまざまな場所へ種子が運ばれ仲間を増やしていくのです。
▼サネカズラ(美男葛) 別名:ビナンカズラ
マツブサ科サネカズラ属、常緑つる性木本、 花期:7月~8月、雌雄異株又は同株、
美しい果実は花のない時期には目立ちます。
▼クサギ(臭木)
クマツヅラ(シソ)科クサギ属、落葉低木、花期:8月~9月、
クマツヅラ(シソ)科クサギ属、落葉低木、花期:8月~9月、
果実は核果。直径6〜7mmの球形。10〜11月に熟すと光沢のある藍色になる。
▼ニシキギ(錦木) ニシキギ科ニシキギ属 、落葉低木、
コマユミに似ていますが、枝に翼がある事から見分ける。
最初は、翼がないのでコマユミと思っていましたが、良く調べたら木の幹に翼があるようです。
コマユミに似ていますが、枝に翼がある事から見分ける。
最初は、翼がないのでコマユミと思っていましたが、良く調べたら木の幹に翼があるようです。
▼ナンテン(南天) メギ科ナンテン属、常緑低木、熟果期:11月~2月、
紅葉と秋から冬まで付ける赤い実が魅力。瑞祥の実として正月に欠かせない。
シロミノナンテンも合わせておきます。赤い実に比べるとあまり見かけないですね。
▼カリン(花梨) バラ科カリン属、落葉高木、花期:4月、
果実は生薬名を和木瓜(わもっか)、喉の薬として利用。
秋の木の実に赤い色の物が多いですが、
どうやら これは鳥に見つけてもらいやすくする為らしいです。
鳥の視覚は、人間同様に赤色を見分けることが出来、その実を食べることで、
種が運ばれ様々の場所に撒かれ、その種を増やしていけるからなのでしょう。
鳥の色彩や模様が豊富なのも、鳥類が色彩やパターンを認識する視覚機能が特に優れているからです。
花が春に黄色が多い理由は、昆虫に気付いてもらう為でした、花粉を運び受粉の為でした。
又、タンポポの様に種子を綿毛に付けて遠くに飛ばしたり、
オナモミ(引っ付き虫)の様に、人間や動物に棘で引っ付いて遠くに行くなど
センダングサの実など、散歩から帰ってきたらズボンから払うのが大変です、
様々な工夫がされてその植物の生息域を拡大しているんだと考えられているんですね。
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