花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

散歩中に出合った野草花、ハルジオン、ハハコグサ、チチコグサモドキ、タンポポ、他

2020-02-04 | 花の写真
前日は節分で、今日は2月4日、立春とのことで、暦のうえでは春スタートの日です。
散歩していると、花がもう咲いてくれているのかと思ったり、
未だ咲いているのかと思うものがあり、季節感が曖昧になっているように思いもしています。

ハルジオン(春紫菀) 
キク科ムカシヨモギ属、多年草、北米原産、花期:4月~6月、
まだ出始めたばかりか丈が低かったです。
茎につく葉は葉柄がなく、茎を抱く、頭花は白色または淡紅色。


コスモス   キク科コスモス属の総称。
冬に咲くウインターコスモス(ビデンス)にもピンク色のものもありますが、
どうしても秋咲くコスモス(秋桜)に似ていて返り咲き?、野草花ではないのですが、


ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属、 ▼チチコグサかも? 
空き地の隅に咲いていました。
ハハコグサの花期:4月~6月で、チチコグサの花期:5月~10月ですので、
迷い咲きかもしれませんが、珍しかったのでアップしておきます。

チチコグサモドキ(父子草擬き)  
キク科ハハコグサ属、1~2年草、北米原産、花期:5月~9月、
花の色はチチコグサに似ているが、白い綿毛を被ったやや先太りの葉はハハコグサに近い。

コミカンソウ(小蜜柑草)
コミカンソウ科コミカンソウ属、1年草、花期:7月~10月、
蒴果は、直径約2.5mmで赤褐色になる。
我が家にもあったのですが、いつの間にか草と一緒に取り除いたようで、
それでも歩いていると、あちこちで見掛けますので良しとしました。

ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)
キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属、多年草、花期:3月~7月、
一日花で、日ごと新しい花に咲き変わるのですが、1輪だけ咲いていました。
我が家のは、まだ全く咲く気配はないです。


カントウタンポポ  キク科タンポポ属、花期:3月~5月、総苞の外片は卵形、先端に角状突起ある 。

セイヨウタンポポ  キク科タンポポ属、花期:3月~10月、総苞の外片は反り返る。
2つのタンポポの大きな違いは、総苞の外片が大きく反り返るかどうかです。
頭花はややセイヨウタンポポの方がやや大きい。

シロバナタンポポ(白花蒲公英)
キク科タンポポ属、多年草、日本の固有種、花期:3月~5月、関東から九州に分布。

<タンポポの補足説明>
外来種(西洋タンポポ、主に欧州原産)と在来種(日本タンポポ)がある。
日本タンポポも、花の形の違いなどがあり、カントウタンポポ、トウカイタンポポ(ヒロハタンポポ)、
シナノタンポポ、等と呼ばれ、他にエゾタンポポ、ミヤマタンポポ、シロバナタンポポ等数多くある。
又更に西洋と日本タンポポの交雑種があり、複雑になっている。
西洋タンポポ系が日本タンポポを取り込んで増やしているようです。(環境省指定要注意外来生物) 
日本タンポポは昆虫を媒介して他の株から受粉して繁殖するが、
西洋タンポポは、昆虫に頼らず、種を小さくして遠くまで飛ぶので繁殖力が強い。
都市部に多いのは、ほとんどが西洋タンポポです。
(開花は、日本タンポポは春が多いが、西洋タンポポは春から秋まで随時開花)
しかし、環境適応力から見ると日本タンポポの方が、強く昔からある所には長く根付く傾向があるようです。
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