花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察バッタ目編、ツチイナゴ、キリギリス、コロギス、カマドウマ、他

2021-07-18 | 昆虫
梅雨が明けたと思ったら気温は30℃越えが続きそうで、
これまた暑すぎて、熱中症が気になり過ごし難いようになりました。
蝉の声も数日前から多く聴こえるようになり、草むらに行けば虫の声も聞こえます。
虫の声と言えば、バッタの投稿をずっとしてないことを思い出して取り上げてみます。
虫の声の聴き分けは全く出来ませんが、秋に向けて調べようかとも、
バッタも幼虫が混じっていて名前を調べるのが難しくなります。
因みに、バッタは幼虫から成虫へと成長するので、「不完全変態」です。
バッタには、触角の短い草食系(トノサマバッタ、クルマバッタなど)と
触角の長い雑食、肉食系(エンマコオロギ、キリギリス、ヤブキリ)がいます。
同じ種類でも緑色タイプと褐色タイプがいますが、これは、周りの環境等で変わり、
仲間がいないと緑色に、多くの仲間がいれば褐色になるようです。


<バッタ目>
ツチイナゴ
バッタ科ツチイナゴ亜科、大きさ ♂50-55mm ♀50-70mm、時期 3-7月、10-11月、
淡い土色をした大きなバッタ。草のよく茂った野原で見られる。
クズの葉を好んで食べる。日本(南西諸島のぞく)の狭義のバッタの仲間では、
成虫で冬を越すただ一つの種類。
目の下にもようがあって、涙を流しているようにも見える。

ヒガシキリギリス
キリギリス科キリギリス亜科、大きさ(翅端まで)♂29-37 ♀30-39.5mm、時期 7-10月、
緑色または淡褐色で、腹部が太短く幅広で、細い翅と、長い後脚を持つ。
近畿地方より東に分布する(近畿地方より西にはニシキリギリスが分布)。
鳴く虫の中ではけっこう早く、夏のはじめから鳴き始める

ヒラヒシバッタ
ヒシバッタ科 大きさ ♂9mm前後、♀11mm前後、時期 4-11月、
ヒスバッタは、皆似ているので詳細名は難しいがこれに一番近いと思われる。

コロギス
コロギス科  大きさ 30mm前後、時期 7-9月
全身淡黄緑色で、背面は褐色。その名のとおりキリギリスとコオロギを足して2で割ったような昆虫。
夜行性で、夜になると樹上を徘徊して他の昆虫を捕らえたり、樹液に集まったりする。
上はベッドに飛び込んできたもの、下はアジサイの花にぶら下がっていたのです。

 
ミヤマフキバッタ
イナゴ科フキバッタ亜科、大きさ 25-35mm、時期 7-9月
短く茶色い翅を持った、飛ぶことのできない、青いバッタ。
移動距離が短いからか、種の分化が進んでおり、分類上たくさんの種類に分けられていて同定が難しい。

▼フキバッタの幼虫          
 

▼キリギリスの幼虫?     背中の線模様に幅があり2本に見えるので、(*)
▼ヤブキリの幼虫? 背中の線が細く1本線に見える(*この判断で良いのかどうか?)
 

マダラカマドウマ
カマドウマ科カマドウマ亜科、大きさ 24-33mm、時期 8-11月、
黄白色地に黒色の斑点があるカマドウマ。脚が長いカマドウマの仲間の中でも、この種の後脚はひときわ長い。
雑木林に多いが、人家の床下でも見られる。
餌カップの中にいたのは、まだまだら模様がはっきりしていませんが、


キアシヒバリモドキ
ヒバリモドキ科ヒバリモドキ亜科、大きさ 5-7mm、時期 5-8月
体は濃褐色で、脚は淡黄色のヒバリモドキの仲間。後脚がよく目立つ。
この仲間にしては珍しく、発音器を持たず、鳴かない。

オンブバッタ
オンブバッタ科、大きさ(翅端まで)♂20-25mm ♀40-42mm。時期 8-12月
頭がとがった、やや小さめのバッタ。緑色のものが多いが、褐色のものもいる。
原っぱ、畑、空き地などに多く、人家周辺でもよく見られる。飛ぶことができず、
ピョンピョンとよく跳ね回る

いつもの通りに、名前にもし間違っていましたら教えて頂きたいです。
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