花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ユリの花達、

2023-07-08 | 花の写真
今回は、散歩中に出合った花からと言うよりも、ほぼ徘徊中にと書こうと思っていたら、
「徘徊」という言葉には、「目的もなく、うろうろと歩きまわること」という意味がありますが、
認知症の方の外出の多くはご本人なりの目的や理由があるとされています。
自治体によっては、徘徊と言う言葉を使わずに、一人歩き中に、、等と使うようにし、
行政内部では「徘徊」という表現を使用しないこととしているようでした。

ユリの花に出合いましたので幾つか集めてみました。
ユリ(百合)
ユリは、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属の多年草の総称です。
アジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどにかけて広く分布しており、
原種は100種以上、品種は約130品種を数え、
日本には15種があり7種は日本特産種であるようです。 
7種とは、
1)テッポウユリ(鉄砲百合) 2)ササユリ(笹百合) 3)オトメユリ(乙女百合)
4)ウケユリ(受百合) 5)タモトユリ(袂百合) 6)ヤマユリ(山百合)
7)サクユリ(作百合)

又、分類として
●アジアンテック・ハイブリッド・・・上向きに咲き、スカシユリと総称することがある。
  エゾスカシユリ、ヒメユリ、オニユリ等と交配した品種群
●オリエンタル・ハイブリッド・・・・大きな優雅な品種
  ヤマユリ、カノコユリ、タモトユリ等と交配品種、カサブランカやマルコポーロが優れた品種
●ロンギフローラム・ハイブリッド
  テッポウユリとタカサゴユリを交配して作った新テッポウユリ系と呼ばれている。

改良された園芸品種を含めて同様の物が多いので、
例によって詳細名 はよく分かっていませんので、名前は参考程度です。
▼スカシユリ型のアジアテックハイブリッドかも、上向きに咲く。
  

コオニユリ(小鬼百合)
見た目はとてもよく似たオニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)。
オニユリ(鬼百合)は珠芽(むかご)ができるのが特徴です。
茎を見ても珠芽(むかご)がないのでコオニユリ(小鬼百合)にしました。  
 
 
オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)は、名前の通り黄金色をしたオニユリです。
葉の付け根に珠芽(むかご)が確認できます。


▼スカシユリの仲間と思いますが、

▼テッポウユリ型のテッポウユリ(鉄砲百合)
タカサゴユリ(台湾原産)も似ていますが、テッポウユリは花弁の外側が白い。
タカサゴユリは紫色の筋が入っており、葉も細い区別している。
交配のシンテッポウユリもあるので難しいです。

▼オリエンタル・ハイブリッドのオリエンタルリリーか?

▼アジアティツクハイブリッドのスカシユリ?
ミョウガの葉影からのぞいていました。


ヤマユリ(山百合)
我が家のヤマユリはイノシシに狙われて無残ですが、まだ蕾状態です。

ユリと言えば、カノコユリや見栄えのするカサブランカなどがないのは
残念ですが、又 別の機会にします。
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訪問ありがとうございました。

2023-07-06 | 花の写真
みいぷうさん お久し振りです、訪問頂きチョー感激しています。
今では、花ばかりでなくたまには虫さんも投稿をしています。
これもみいぷうさんの影響が大です、ゾウムシを拝見して私も投稿してみたいと
思ったものです。
以前にも訪問頂いた記憶がありますが、コメントする場所が分からずに、出来ず
今回もここで届くかどうか分かりませんが感謝の気持ちをお伝えしたくおもいました。
私も80歳に手の届くようになりましたので、何時まで投稿出来るか分かりませんが、
又、撮った在庫もありますが名前に苦労していますので虫さん先輩に教えて頂きたいです。
有難い先輩に感謝です。





庭の花 野草花中心に、オカトラノオ、オミナエシ、ミツバ、他。

2023-07-05 | 自宅の花
家周りに今の時期に咲いている花を集めてみました。

オカトラノオ(岡虎の尾)
サクラソウ科オカトラノオ属、多年草、花期:6月~7月、
花の形を虎の尻尾になぞらえて命名された。地方によっては、犬の尻尾、猫の尻尾などと呼ぶ。
「オカ(岡)」は、似た花のヌマトラノオに対するもので、生育地の違いによる。
似た花に、
・ヌマトラノオ ・ヤナギトラノオ ・イブキトラノオ ・ハルトラノオ等がある。
 

オミナエシ(女郎花)   別名:粟花(あわばな)、敗醤(はいしょう)
スイカズラ科オミナエシ属、多年草、東アジア原産、花期:6月~9月、
黄色い花が沢山集まって 、小さな花は5弁花のようですが、基部は筒形です。
秋の七草の一つとして有名ですが、開花にはかなり早晩の差があるようです。


ヒオウギズイセン(モントブレチア)
アヤメ科ヒオウギズイセン属、多年草、南アフリカ原産、花期:7月~8月、
土質を問わず、どんな場所でも育つ強健種、家の周りで野生化している。
グラジオラスを小さくした様な、花穂状に多数付き花色は主として橙紅色です。


オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
キジカクシ科ギボウシ属、多年草、花期:7月~8月、
「偽宝珠(ギボシ)」とは、伝統的な建築物の飾りのことです。
よく見かけるものでは、橋の欄干の柱の上などに付いている半円形で頭の上が
ちょこっと盛り上がった、ネギ坊主のような飾りのことです。
この「偽宝珠」に、オオバギボウシの蕾の形が似ているところから「大葉偽宝珠」と名付けられたとか。
 

ヒメイワダレソウ(リッピア)
クマツヅラ科イワダレソウ属 多年草 花期:4月~11月
地面を這うように成長し踏みつけにも比較的強いことから、グランドカバーとしてよく使われます。


ラミウム・マクラツム’ロゼウム’    ▼ラミウム’ビーコン・シルバー’
シソ科オドリコソウ属 多年草  花期:5月~6月
ほぼ野草化しています。

ミツバ(三葉)
セリ科ミツバ属、多年草、花期:6月~7月、
枝の先から複散形花序をまばらにだし、白色の小さな花をつける。
花柄に長短があるので、花序はセリ科らしい傘形にはならない。

園芸種も幾つか咲いていますが、次回に回します。
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似た花達、ムラサキシキブとコムラサキ、ヒペリカムの仲間。

2023-07-03 | 花の写真
庭のムラサキシキブが草藪に紛れて花を付け始めていました。
散歩中のものと合わせて似た花同士として投稿しておきます。

ムラサキシキブは秋に紫色の実をたくさん付けて存在感が増す。
ムラサキシキブ(紫式部 )
シソ科ムラサキシキブ属 落葉低木 花期:6月~7月  果実:9月~10月
花はとても小さく、粒のようにポツリと咲いているので、
見つけることが難しいといわれています。 
紫色のつやのある実をたくさん付けるのが魅力的な植物です。
実の大きさは3〜4mmほどのサイズで、鳥達も好んで食べるおいしい実といわれています。
名の由来は、紫色に熟す実を、平安時代の女性作家である紫式部に例えたというのが通説です、
この名が付けられたのはもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたためと思われる。
「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。  


コムラサキ(小紫)   別名:コムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、花期:6月~7月、
根元に近い方から順次開花し 先端に咲き向かう。 それを追うように実をつけていく。
コムラサキは葉と実の茎から出る位置が2~3ミリ離れています。
 

ムラサキシキブとの違いは、私は、おまかにこれらで判断している。
ムラサキシキブは、*実の付き方がまばらである。**花や実が葉柄の付け根についている。
コムラサキは、**花や実が葉柄の付け根からほんの少し離れてついている
樹高の違いも書いてあるが、我が家のは樹高が低いがムラサキシキブです、
これは葉の鋸歯で判断しています。
ムラサキシキブは全葉に鋸歯がありますが、コムラサキは上半分にしかありません。

<ヒペリカムの仲間>
ヒペリカム・ヒドコート  別名:タイリンキンシバイ
オトギリソウ科オトギリソウ属、常緑低木、花期:6月~7月、
キンシバイの園芸品種で「大輪金糸梅」の名前でも流通しています。
枝先に、一つないし複数個が集散花序を形成して咲く。花は必ずしも斜め下を向いてしまわず、
横ないし上方をも向いて咲く。花径7~8cmで、キンシバイよりも一回り大きい。
葉はほぼ十字対生についている。

キンシバイ(金糸梅 )は、中国原産の半常緑小低木で、葉は対生で雄蕊の長さは短い。
下垂性で、花弁はオシベと長さがあまり変わらず、あまり大きく開かない。 

ビョウヤナギ(美容柳、未央柳)
オトギリソウ科オトギリソウ(ヒペリカム)属、半落葉低木、中国原産、花期:6-7月、
枝が垂れ下がり葉が柳に似ていることから柳の名が付いています。
横に広がり優しく華やかな雰囲気になります。
樹高1m。葉は淡緑色で葉柄はなく全縁で無毛、幅2cm、長さ8cm。
十字対生で対生に付いた次の葉が90度ずれて付き上から見たら十字に見えます。
花柄は2~3cm、花径5cm、黄色い5枚の花弁が離れて付き平開します。
花柱は雄しべより長く先端が5裂します。多数の雄しべはカールして花冠より大きくはみ出します。

似た西洋キンシバイ(ヒペリカム・カリキナム)は、南東ヨーロッパ、南西アジア原産の常緑低木。

ヒピリカム・アンドロサエマエ(コボウズオトギリ)
オトギリソウ科 常緑~半落葉低木、中央アジア~地中海沿岸原産、花期:5月~7月、実:10月~11月、
花はやや小ぶりで雄しべが長いが花弁と同程度の長さです。
花は小さく茎頂部に赤い実を沢山つける。花より実を楽しむ品種。

夏の暑さが続いています、体力、気力も低下気味です。
暑中お見舞いにはまだ時期的には早いですが、散歩中にヤマジノホトトギスを見ました
草花の真夏を感じているのでしょうか、ご自愛ください。
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