farm note 農便り

農業をしながら生活を楽しくをモットーに

まるで田植え前のような

2016-11-27 08:00:55 | Weblog

昨日は、春先でもないのに、すっこぷとラジオをもって、猪の荒された畦の修復作業、丸一日費やしました。

また荒らすよとの人の声。

でも水はけの問題があるので、作業開始。

泥んこになります。

でも不思議なことに、かなり連続して作業できる自分に驚きました。

少ししては、眺めて、ため息の連続のこれまででしたが、慣れてきたのかかなり集中してできるから不思議です。

お思いがけない自己発見でした。

修復したいと思っていた箇所も触れて、よかった。

水がスムーズに流れるようになり、ほっとです。

田面も湿気て、今年は荒起こし作業は中止することにしました。

今年は畦の修復に時間をかけます。

寒い初冬の田でラジオを聴きながらの泥んこ作業もまあ、仕方がないか?

過日の有害動物対策の学習会で他の村々の取り組みを知り、我村に被害を出さないようという強い意志があるのか?

家を守るように、ムラを守ろうとする意志があるのか、問われていると、あちこちの被害状況を見て思わされます。

高齢化に伴って放置耕作地が増え、人口も減少傾向顕著、いかに守っているのか強い意志が問われています。

兼業農家がほとんどなので、考える時間もなく、どんどん時間だけが走り、家の近くまで、猪や鹿が徘徊している昨今。

そんな中、農業に手足を突っ込んで、13年あまり。定点観測をしているといろんなことがおのずと見えてきます。

泥作業をしていると、山に入っていく人を見かけました。

わなを仕掛けてくださるのでしょうか?

でもこれには、免許が必要なのに、おもちなのかと不思議に思いながら、作業です。

その方がどこから出てくるのか、観察しようと5時近くまで田んぼにいました。

反対側から出てこられ、高齢者なのでに元気だなあと感心するのみでした。

その方は私の作業中、他のところも酷いから、見てきなと促されますが、知っているよと、取り合わず、見ていました。

私を移動させたかったかもしれないと考えてしまいました。

狭いムラで定点観測をしていると、見過ごしがちなことが明らかに見えてきます。

いつも思っている疑問点が納得できるなあと思いながらの泥作業です。

動物も人間も観察しながらおもしろいことです。

夜は里山資本主義の本を手にして、いろいろ考えてしまいます

京都綾部スタイルを出された蒲田正樹さん、里山資本主義の藻谷浩介さんの本が睡眠導入剤のような初冬の夜、

充実しています。

いのししからいろいろ考えるチャンスをもらっているのです。

在り方を考えます。

思うがままに朝8時半。

さあこれか宮講の参加者をしらべよう。

 

 

 

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