母は93才。
その母の長年のおつきあい仲間の友、同じく93才のお見舞いをしてきました。
母の願いだったのです。
苦しい戦後を生き抜いてきた友達の急な入所に心を痛めていた母。
やっとアイ子おばさんに会ってきました。
久し振りだったので、お分かりなるのかと、心配でしたが、しばらく考え込ん後、白髪の私をしっかり認識され、名前も憶えておいででした。
小ざっぱりと身を整えられて、素敵なおばあさんになられていて、みんなから愛されるアイ子さんでした。
いつもと変わらず。御元気な様子で車椅子に乗られていましたが、私達は静かな海の見えるサロンで長くお話をしてきました。
自然豊かな環境の中で、「何も気にせず生活できていることがうれしいと感謝されていたのが、印象的でした。
母の日焼けた顔と白くなったアイ子さんが印象的でした。
母にとって、婦人会での男性陣の勝手な嘘発言を母に伝えてくださったアイ子さんでしたから頼りになる同志的存在だったのでしょう。
やっと古い同士にあえて母も安堵したことでしょう。
施設を辞してから、私達は綾部へはちみつを買いに、小雨降る中、ドライブ。
母をあっちへ、こっちへとひきまわしても元気なので、ありがたい事です。
感謝です。
元気なので、うちにあっちへ、こっちへと引き回され、こぼしながらもまんざらでもないようです。
玄関先にぶら下がっている花梨の実、二つを綾部産のはちみつにつけて、今年の秋も
静かに深まっていきます。
老いてくると友達が恋しくなるのですね。
友達を大事に。友情を育てるのが大事ですね。
育てるが大事!!!花梨の実のように、成熟して、いい香りを放って、ゆっくりゆっくり、いい晩年を迎えたいと祈りたいです。