どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ウィッチ」

2019年06月04日 | 映画
レンタルDVDで気になってた映画「ウィッチ」を鑑賞。ホラー映画だと思ってましたが結構アート系映画みたいな堅い作りの映画でした。時代考証がしっかりされた撮影や風景に衣装や光がとても美しく静かにまったりと展開しますが惹きつけられて見入ってしまいました。独特のテンポの語り口で映像として見せたり見せなかったりする演出が良かったです。現代では真実味が無いような内容でも物語や背景なんかは時代性も感じられて真実味を持って見れました。気持ちの上では現代にも通じる面がしっかり描かれてます。
サラウンドヘッドホンで聴くと音響効果も絶妙で雰囲気を盛り上げてくれました。主演女優の顔も惹きつけるものがありました。宗教的な部分への共感と反抗が考えさせられるものがあり人間の弱さや怖さが感じられました。
キリスト教の人にはより何か伝わるものがあったのかもしれません。
何か得体の知れない見えない恐怖や不安が上手く描かれていて最後も神様万歳映画では無く静かに無情に見方によっては救いのようなものも感じつつ不思議な余韻と共に見終える事が出来ました。大絶賛っていう感じじゃないけれど味わい深い映画でした。


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