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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

本郷

2006年02月01日 01時28分10秒 | 足が不自由だとこんなに不便だ日記
昨日、大塚の蕎麦屋からシゴトに赴く必要があったことは述べたが、その経路は東京メトロ丸の内線新大塚駅~本郷三丁目で都営大江戸線乗り換え~都営大江戸線汐留ってな経路だったんで、本郷での乗り換えってのが、路線図では極めてわかりづらい曲者っぷりなんであった。

この本郷三丁目、東京メトロ都営地下鉄の乗り換え駅と表示されてたんで、てっきりすんなり乗り換えれるもんと思うとったんであるが、ところがどっこい、いったん改札を抜けて外に出て、フツーに道路を数分歩いた後にやっと都営線の入り口にたどり着くってな構造だったんである。

昨日は小雨そぼ降る生憎のお天気だったんで、何も知らんわしは松葉杖で雨に濡れつつの移動となったんであるが、そんなことはまだえぇんである。バリアフリーの問題点を再確認させられるほどに、この乗り換えに苦労したんである。

前に、エスカレータってのは松葉杖でも結構怖いってなお話しをしましたが、エスカレータってのは上りと下りがございます。同じように、階段にも上りと下りがございます。

松葉杖でも頑張れば階段の上り下りはできるんであるが、どっちが怖いって、下りんが圧倒的に怖いんである。これは、入院中に複数のヒトが同意見だったんで、ほぼ間違いない見解だと思います。

一方、健常なときには階段の上り下り、どっちがよりしんどいかといえば、やっぱし上りの方がしんどい。だので、エスカレータが往復2基設置されてりゃ問題ないが、1基しかない場合、上り運転していて欲しいもんである。この1基が下り運転だったら

「上りにしろよ~」

と思うんでなかろうか?とりあえずわしはそうでした。

しかし、自分が骨を折ってみると、松葉杖では下り階段の方が圧倒的に怖い。すなわち、エスカレータが1基しかない場合、常に下り運用であって欲しいわけである。てか、エスカレータ設置の眼目がバリアフリーであれば、オール下り運用が目的合理性が高いわけなんである。

しかし。
この本郷三丁目駅はそうなっていない。
前にも言うたように、都営大江戸線は新線なんであるが、新線であるが故に他のどんな地下鉄よりも深いところに線路を敷かねばなならないんである。
東京ってのは地下鉄がいっぱい通ってるんで、後から作る地下鉄はとっても深い所に線路や駅を作らないかん。だので、大江戸線本郷三丁目駅に辿り着くには、凄ぇ潜る必要がある。具体的には。6回階段を下りないかんのである。

この駅の階段、その全てにエスカレータが並走してるんであるが、すべて1基。そして、わしが乗り換えた時間帯はそれが全て上り運転だったんである。

健常なときであればさもありなんと何も気にならんとこであるが、松葉杖ついて歩く身の今、こうしたバリアフリー施設が、如何に健常者の目線視線で設計・運用されているかが身に染みてわかるんである。

エスカレータが1基しかない場合。
これは全て下り運転にすべし。
足元に不安がある者は概ね下り階段が怖いんである。
健常者は上りがしんどいだの何だのグズグズ言わず、己の健常さに感謝しつつ階段を上るべし。

わしも肝に銘じます。


※これが都営大江戸線本郷三丁目駅入り口。ホームに至るまでに6つの階段が待ち受けている。

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