健康運動指導士 星です。
10月から中学生対象のフットサル教室を開校しました。
内容は「フットサル」をやることですが、目的は体力の向上です。
もちろん中学生はフットサルを楽しみながらうまくなりたい「競技力の向上」ということはあります。
(中学生には基礎的な体力づくりのためのトレーニングといっても敬遠されるだけのワードです笑)
ここで明確にしておきたいのは「なんのためにやるか」という原点です。
私は健康運動指導士としてこのクラブで指導にあたっているので、その知見をこの中学生のフットサル指導に活かしていきたいと考えています。
目的はなんども言いますが、体力の向上です。これによって身体能力が引き出されていきます。
それにはフットサルに必要な技術を教えるのと同時に、ケガをしづらい体づくりに取り組まなければいけません。
中学生年代に明確な意思をもち、自分なりの目的の中で体力をつけその能力を上げれば、高校・大学でその持っているものが開花する可能性が高くなるのです。
そこをしっかり伝えていきたいと思います。「なんのために」の部分です。
今の現状は前回のブログでも書いた通り、活動量が少なく、生活の中で多様な運動能力を備ることが難しい子供たちが多いのです。
それでいて早期から「競技スポーツ」にどっぷり浸かっているので、十分に基礎体力がと整わないうちに、一定の技術だけが突出して身についていきます。
その結果、特定な競技スポーツのには適応するものの、体力や運動能力がじっくり身につく暇がなく、バランスをうしなった発育になっていきます。
そうすることで10~14歳くらいの年代で慢性的なケガに悩まされていくという可能性が高まり、成長を完璧に阻害してしまうのです。
もちろん中学生のケガはきちんと休んで治療したら治るのですが、一番大事なのはケガ予防の意識を持つことです。
特に第二次成長期は骨が軋むほど伸びていくので、偏った刺激での慢性的な傷害は絶対に避けなければいけません。
一生に関わる問題だという認識が、指導者や親に必要になってきます。
単純な解決方法は、複数のスポーツを掛け持ちして満遍なく体を動かしつつ、オフィシャルな大会出場は極力少なくすることです。
そうすれば練習なしで無理して試合に出るようなこともなくなるので、成長を待つ余裕ができます。
一番大事なのは体が成長しきってから真剣になれる環境を手にすることなのです。それは高校時代でもでも20代でもかまいません。
誰にでも訪れる素晴らしく好きなスポーツがハマって上手になる時期を見逃さなければ、とびっきりな選手になれるでしょう。
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このエンジョイスポーツクラブのフットサル教室は毎週水曜日、小出中学校体育館で開校中です。
体力づくりのプログラムは私が担当しますが、メインのコーチは卓越した実績を持つ武川学さんが担当します。
一番右が武川コーチです。武川コーチは神奈川県出身でスペインセビージャでサッカーコーチのライセンスを取得しています。
サッカーは世界共通の「言語」であり、そのカリキュラムは多彩です。
私は武川さんの指導力は突出していると感じていて、中学生がどんどん上達していくのではないかと楽しみです。
そのイメージがすでにわいています。
最初の体力づくりの部分は私が担当して、確実にベースアップを図ります。
ボールの扱いは相当なレベルにある中学生も、自分の体を扱うのは苦労しています。
15年前にも中学生を指導しましたが、現代の中学生はボールを扱う技術はてきめんに上がっています。
ですが、もっと上手になるためにはボールより自分の体を思いのままにコントロールできないといけません。
30年前の中学生は、走る・跳ぶ・投げるの部分が今の中学生よりずいぶんと身についていました。
みんなが逆立ちして歩き回り、宙返りをしてアクロバティックに遊んだ年代です。
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さてこのフットサル教室で新しい挑戦をしていこうとワクワクしています。
規則正しい生活習慣を身につけながらも体力満点な中学生をどんどんこの魚沼から生み出したいと考えています。
只今、人数がすくないので小学校6年生から体験できます。全くの初心者、女子など大歓迎です。
お問い合わせはエンジョイスポーツクラブ魚沼までよろしくお願い致します。
電話番号025-793-7166(堀之内体育館内)
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