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子供たちの体力低下を考える

2022-05-04 15:15:56 | Weblog

クラブマネジャー 星です。

GW真っ只中、相変わらずのコロナ禍でありますが、それに適応して生活していくことが日常となり、いろいろ変化を迫られる日々ですね。

それによって人間は賢くなってきたと感じる日々です。

 

さて明日は5月5日、子供の日です。子供たちの現状をみると体力低下は深刻なものになってきたようです。

スポーツ庁は令和3年12月24日、小学5年と中学2年を対象とした2021年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を公表しました。

全8種目の成績を点数化した体力合計点は小中男女とも前回より下がり、特に男子は調査開始以来、最も低い結果となったようです。

(新型コロナウイルスの影響で令和2年度は測定そのものが中止され、調査は2年ぶりです。)

運動時間減少などを背景に、合計点は前回から下落に転じており、スポーツ庁はコロナが拍車を掛けたとみています。

(一時は低下傾向は下げ止まりでした。)

調査は令和3年4~7月に国公私立の小5約103万人、中2約98万人を対象に実施され、合計点の平均は、以下のようです。

小5男子 52.5点(前回53.6点)

小5女子 54.7点(前回55.6点)

中2男子 41.1点(前回41.6点)

中2女子 48.4点(前回50点)

種目別では、上体起こしや反復横跳び、持久走などの成績が大きく下がりました

50メートル走やボール投げも低下傾向、座った状態で行う前屈はわずかに改善したが誤差の範囲内だと思われます。

この結果を見ると身体を操作するようなこと、文字通り体操というものですが、それを実践する体験の減少があると推測されます。

あとは単純に運動する機会が少ないために全力で動けないということもあるように思われます。

(このあたりは私の私見ではありますが。)

 

 

 

このような現状を考えると学校と地域でしっかり対策しなければどんどんこの体力低下の傾向は大きくなるといえます。

魚沼の子供たちはこの大自然のなかで生活していますが、活動量が少ないのです。

逆に都心部のほうが交通機関が発達しているため徒歩での移動頻度が多く、活動量もそれに伴って増えている傾向が見えます。

 

魚沼の良さはこの自然のなかで生活することにあります。

夏は暑く、冬は雪が降り寒いですが、それこそが生活の豊かさに通じるものではないでしょうか。

日本全体、いや世界中の人々が運動不足ということがわかっています。

自然のなかで体を動かしたり、スポーツをレジャーとして楽しんだりすることに再度目を向ける時期が来たといえます。

 

私たちのクラブが魚沼でできることは運動は量も大事だけど、結局質も大事だよね、という原点です。

運動にはいろいろな可能性がありますね。

 

 

7月からアスレチックアカデミーという多種目体験型運動教室を今年も開催します。

この教室は4歳から6歳までの未就学児クラスと小学校1年生から小学3年生までのクラスを2つ用意しています。

子供はいろいろな種目を体験する「機会」が大事だと考えます。

子供たちは体を動かしてこそ、健康が保たれます。

その当たり前のことを今のこの現状を踏まえて大人たちも一緒に考えていく時期でしょう。

 


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