寅さんこそいい迷惑。
横尾忠則と山田洋次のいざこざ。
横尾忠則はアイデアを盗用されたと激怒しているらしいが、映画を見た僕に言わせれば、あの映画に画期的なアイデアなどない。
過去作品の名シーンをコラージュするなど普通に誰でも考えつくこと。
オリジナル俳優を出すことも、その後を描くことも、寅さんを幽霊のように登場させることも全て「普通」。
そのこと自体に何のオリジナリティもない。
もっと言えば陳腐ですらある。
横尾忠則ともあろう者がとち狂ったのか。
ネットで見る限り、そうした会話は蕎麦屋でなされたもの。
蕎麦をずるずるすすりながら、もしかしたら天麩羅をつまみに熱燗なども飲んでいたかも知れない。
そんな席での会話は、ほぼ戯言に等しい。
「なんだ山田洋次、俺との戯言を映像化しやがったな」とほくそ笑めば良いのである。
こんな大騒ぎにするなど大人気ない。
同時期に公開されているスターウォーズなどもっと凄いことをやっている。
レイア姫を演じるキャリー・フィッシャーを生き返らせてしまったのだ。
過去作品のコラージュでもCGでもない。
前作で使ってないシーンを再編集し、見事に時空を超えて演技させている。
これは凄い。
これこそアイデア💡
寅さんに笑われるぞ!