北島シネマで今日から公開の「ジュディ」を観た。
コロナなど何のその。
文化果つる町ならば映画館🎦の満員など心配無用。
普段でもガラガラ、初日でもガラガラ。
案の定、ガラガラでコロナウイルス🦠も感染しがいがない。
行き場を失った子供たちは映画を見にいけば良いのだ。
ただし漫画やチープな恋愛ものはダメ。
あれだけは行列ができる。
さて、「ジュディ」。
ラストは分かっちゃいるが感動してしまった。
ジュディ・ガーランドを知っている人など少なくなってしまっただろうが、「虹の彼方に」なら大勢の人が知っているはず。
映画史上に残る名曲です。
映画は最晩年、死ぬ直前のジュディを描いている。
ロンドンで再起をかけるのだが、結局叶わずロンドン公演の直後に亡くなってしまう。
睡眠薬自殺という説もある。
「オズの魔法使い」に大抜擢されるところから始まり、所々に子役時代のエピソードが挟まれる。
一躍スターになったジュディ。
子役なりの苦労も何となく描かれるが、描き切れていない。
その後の凋落も、アルコールや薬物に耽溺し、結婚と離婚を繰り返す正に波瀾万丈の人生も描き切れていない。
それでも晩年の哀しさは十分伝わってくる。
最後の最後まで「虹の彼方に」を歌わせない。
ラスト、最後の最後でようやく歌わせる。
分かっちゃいるが感動する。
歌えなくなるジュディ。
すると観客が・・・。
「私を忘れないで」
ジュディが発した悲痛な叫び。
良い映画でした。