昨日、徳島駅近くの居酒屋に行った。
最近お気に入りのおばんざいの店。
カウンターに座りある男を待つ。
生ビールを飲んでいると、程なくしてドアが開き男が入って来た。
振り向いた途端、男は笑顔でこう言った。
「町ですれ違っても分からんわ」
男は小学校時代の友人。
実に54年振りの再会である。
面影はある。
だが確かに町ですれ違っても分からない。
取り留めのない話が間断なく続く。
高齢者あるあるの「病気」「終活」「年金」などなど。
半世紀のブランクなど、ものともせずに。
不思議だ。
そごうの閉店が衝撃を与えた夜。
男は『「丸新」の閉店の方が衝撃だったわ』と言った。
互いに歳をとった。
だが、僕たち以上に町の衰退は激しい。
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