本日の宿泊は、以前にも紹介した、湯守 玉林房さんです。
ここの食事が非常においしかったので、どうしてももう一度来てみたかったのです。
宿に到着したときは、だいぶ雪も積もっていました。
ウエルカムドリンクは、ほうじ茶とうさぎのお菓子です。
部屋から見える川とライトアップされた木々もすっかり雪景色です。
さて、では早速夕食の紹介です。
まずは前菜。
かぶの丸ごとスープ。
チーズフォンデュ。
お造り。
鯛のソテー アサリと青海苔のスープ仕立て。鯛は低温でソテーしているとのことですが、そのせいか、油が程よく落ちていて、まったくしつこくありません。
エゴマ豚の煮込み。こちらもしっかり煮込んであり、まったく脂っこくありません。
そして、トマトソースをつけて食べるように、パンが出てきました。ソースをつけなくても、パンだけで十分おいしいのですが。
ご飯は、ほたての炊き込みご飯でした。ご飯はおいしいのですが、面白いのはこの器、なんとイタリア製でした。
お吸い物は、きのこととろろこんぶです。
デザートは、苺のムース。
ここの食事は、やはりおいしいです。今まで泊まった宿の中では、最もおいしい部類に入ります。特に、わずかに薄味の味付けと、脂加減が絶妙です。
宿によっては、濃い目の味付け&脂物を多用するところもありますが、味が濃ければ素材の味もごまかせるし、食べていて飽きてきます。また、脂物はすぐに満腹感を得られるため、ある意味食事を出す側としては楽で、コストも抑えられるのではないかと思います。
それをやらないためには、良い素材としっかりした調理が必要で、当たり前といえば当たり前なのですが、なかなかできないことです。
そして、朝食も当然おいしいです。ご飯の炊き方も申し分ありません。
基本のメニューだけでも十分ですが、バイキング形式でおかずを選べるようになっています。品数も豊富で、これだけの品数を作るだけでも大変そうです。そして、朝食のクロワッサンもおいしいのです。
この宿の場合、お風呂関係が弱いのが難点でしょうか。特に、宿のキャパに対し無駄に広く、寒々しい印象を受ける浴室がちょっとマイナスと思います。また、他の温泉に比べ、お湯がおとなしい印象も受けました。
しかし、総合的にクオリティの高い宿であることは間違いありません。この食事のためだけに、ここにくる価値はあると思います。