翌日、大野駅まで行くと、雪の影響で列車が遅れていました。
結局、約1時間遅れでいわき駅に到着しました。
いわき駅には小さいながら駅ビルがあり、おみやげ物を売っています。その中のひとつ、とまとランドいわき。トマト好きにはたまらない店です。
ここのトマトは、どちらかというとトマトの香りがしっかりする、元気な感じのトマトでした。
ところで、この店の隣の店で、紅玉林檎チョコというのを購入しましたが、これが非常においしかったのです。調べてみると、ここの製造元はいわきチョコレートといって、 他の商品も結構おいしそうです。
先週の塩竈もそうですが、地方にもこのような店が増えてきたのでしょうか。そうだとすればぜひがんばってもらいたいものです。
そして、昨日のリベンジを果たすべく、再び湯本駅へ。駅の近くにも共同浴場はありますが、徒歩10分程度のさはこの湯へ。
この通り風情のある建物ですが、お湯もすばらしいです。さすが、天下の名湯のない恥じないいいお湯でした。
帰りの列車まで少し時間があるので、街中を散策します。
こちらは童謡館。いわき湯本は野口雨情ゆかりの地ということです。それほど時間がなかったので、中には入りませんでした。
こちらは鶴の足湯。なんとペット用の足湯があります。
いわき湯本の街中には、このようなブロンズ像があります。これは、遠い国という作品ですが、野口雨情の赤い靴をモチーフにしているのでしょうか。
ところで、うつくしま浜街道キャンペーンのこのキャラ、アンキーとチョッキーという名前があることをはじめて知りました。
今回の旅の最後は、やはりこれ、常磐線の顔、スーパーひたちです。
651系は、JR東日本が始めて開発した特急形、在来線初の130km/h運転など、開発当時の意気込みの高さが感じられる名車です。登場当初、タキシードボディと呼ばれたデザインは今でも色あせていません。もっとも、はじめて観たときの印象は、「炊飯器?」でしたが。
実は、来年の秋で、スーパーひたちから撤退することがきまっています。この車両も1990年製、最近続々と引退しているバブル世代の車両です。確かに、乗ってみると設計の古さは否めません。
シートは一見座り心地がよさそうですが、バケットシート以前の感じで、せっかくの広いシートピッチと深いリクライニング角を生かせていません。
まあ、最近のJR東日本の特急は、カジュアルすぎるように思うので、後継車は、ぜひ特急としてのプライドを持った車両としてほしいものです。
<おわり>