岩瀬は、神通川の河口に開けた港町で、北前船(この辺ではバイ船というそうです)の寄港地として、江戸末期~明治初期にはたいそうにぎわったそうで、財を成した廻船問屋が立ち並んでいたそうです。
ここも、富山ライトレールの開通で、古い町並みを観光地として整備したとのことです。
東岩瀬駅から5分ほど歩くと、古い町並みの残る北国街道に出ます。
こちらは枡田酒造店。満寿泉の醸造元です。
銀行もこんな感じで町並みに溶け込もうとしています。
岩瀬の中心的建物、「北前船廻船問屋 森家」。入場料100円ですが、入ると解説をしてくれます。
前庭と茶室。
母屋の天井は、吹き抜けの梁が見事です。
土蔵の門には、漆喰彫刻が見事です。
他にも番頭部屋とか女中部屋も見ることができ、結構見ごたえがありました。
次に向かったのは、森家の斜め前にある、大塚屋製菓店。
ここの名物は「三角どら焼き」。結構甘めですがしつこくなく、いい感じです。
暑い日でしたが、スムシコに朝顔が似合います。
こちらは、「森家土蔵群」にある「酒商田尻本店」。
一瞬何の建物かわかりませんが、お寺です。
町並みのそばにある、富山港展望台。
高さは20mほどですが、階段101段(当社調べ)は結構きついです。
展望台から見た岩瀬の町並み。残念ながら立山連峰は見えませんでした。
岩瀬の町並みを抜けると、岩瀬運河に突き当たります。
運河沿いに歩くと、程なく岩瀬観光の拠点、「岩瀬カナル会館」に到着します。ショップやレストランもあるので、散策後に一休みするにはちょうど良いです。
岩瀬運河を渡るポートラム。
ここまで来ると、岩瀬浜駅はすぐです。
どちらかというと、市街地の近くに名所旧跡の少ない富山ですが、岩瀬は新しい観光資源になる可能性は充分あると思います
帰りは、オレンジ編成。とれねこだと「もぐ君」です。
富山ライトレールの沿線は住宅が立て込んでおり、工場、学校、病院等も多く、さらには競輪場もあります。便利になれば利用者が増える要素はあったわけで、目論見通りなのかもしれません。今後の更なる発展を期待します。
オレンジ編成には、日本の鉄道車両最高の栄誉、ブルーリボン賞のプレートがありました。
次は、富山地鉄市内線で市内を巡ります。
<その3に続く>