西町から、南富山を目指します。
富山駅前~南富山間は5分間隔で運転されており、かなり便利なはずですが、沿線は結構寂れた感じなのが残念なところです。
東京で、電車に乗るほどではないが歩くにはちょっと遠いという場合(上野~末広町とか、日本橋~銀座とか)、都電があると便利だなと思うことがあります。ある意味この区間は東京都心よりも便利だと思うのですが、問題はここまで来る公共交通手段なのかもしれません。
今度の車両も7000系、実は、7000系には大きな問題があります。床が高く、乗降時に高いステップがあること。実際、足の悪いお年寄りが乗降に苦労している場面もあり、やはり退役はやむないのでしょう。
南富山に到着。
ここからは鉄道線で電鉄富山駅に戻ります。しかし、この区間は1時間に1本しかありません。5分間隔の市内線とは勝負にならない、はずなのですが、わざわざ鉄道線を待っている人も結構います。運賃の問題なのでしょうか。
この線をLRT化して市内線に直通させる案もあるようですが、個人的には市内線を富山空港まで延伸したほうが良いと思うのですが。
しばらくまって、やってきたのは、モハ10030形、元京阪特急用車両3000形「テレビカー」です。
しかし、市内専用車両と違いあまり手入れが良くないようで、外観も薄汚れた感じで、車内もごみが散乱しており、快適とはいえず、往年の花形列車の面影はありません。それに、保線状況も良くないのか、それほど速度を出していないにもかかわらず結構ゆれます。
鉄道線の車両は、どれもあまり手入れが良くないように感じました。それだけ経営が厳しいのかもしれません。
電鉄富山に到着。ここでは、地鉄鉄道線車両オールスターキャスト勢ぞろいでした。
手前が今乗ってきた10030形、向こうが元西武特急「レッドアロー」の16010形。
こちらは両方とも地鉄オリジナル車両。
手前は14760形。1980年ローレル賞受賞の名車です。バランスの取れたデザインとさわやかな地鉄色塗装がマッチしていて、好きな車両のひとつです。
奥は14720形。地鉄鉄道線最古参です。元は地鉄色でしたが、いまでは趣味の悪い黄色と緑のツートンになっています。
でも、汚れは目立たず、踏切では目立つこの配色は、アる意味理にかなっているのかもしれませんん。
帰りの列車まで時間があるので、駅前にある「富山いきいきKAN」に向かいます。
ちょうどこの日は、とやま特産品大集合というイベントをやっていて、いろいろなキャラがやってきていました。
左は射水市のムズムズ君、右は高岡市の家持君。
こちらは、小矢部市のメルギュー君。
他に、礪波市のリップちゃん、忍者ハットリ君もいました。
富山市内を巡って感じたことは、高校生が元気に見えたこと。駅前のビルに図書館があり、土曜の昼から勉強していたりします。この辺の感じは、先日訪れた弘前と同じです。
たぶんですが、教育機関が多く、すみやすい街であれば子供も安心して育てられるので、結果的に目だって見えるのではないかと思います。
そして、特急はくたかで富山を後にします。
富山ではいまだ急行形475系が健在です。でも、北陸新幹線開業まででしょう。
富山駅の売店のおつまみも、他では見られない品揃えです。
ということで、はくたかです。
最後に、ようやく立山連峰が姿を見せました。
糸魚川駅。北陸新幹線の高架は結構できています。
現在は越後湯沢乗換えで約3時間半ですが、新幹線開業後は1時間ほど短縮されるようです。個人的には、今の北陸本線は景色が良いのですきなのですが、新幹線開業後は民営化される予定とのこと。
新幹線の開業が北陸地方に大きく貢献することを期待して、今回は終了とします。
<おわり>