天童から北上し、新庄に向かいます。
新庄に到着したのはお昼前、なのでここで昼食にします。
訪れたのは、「TRATTORIA NONNO」さん。
店の裏には畑があり、ここで撮れた野菜やハーブ、地元の食材を使った料理を楽しめるイタリアンの店です。
店の入り口ではバジルがお出迎えです。
ランチは3種類から選べますが、前菜、パスタ、ドリンクのBランチにしました。前菜とパスタは数種類から選択します。
まずは前菜。
新庄市福田産馬刺しのカルパッチョ。
白いのはたてがみですが、脂っこくなくコリコリしています。ただ、馬刺し自体は癖がないので、カルパッチョにしたことで馬刺しがあまり目立たなくなってしまいます。
こちらはカプレーゼ。バジルは店の前で栽培されていたもののようです。
こちらはランチについてくるスープです。
続いて、パスタ。
新庄市一本柳の鶏肉と季節の野菜のスパ。味付けはちょっと和風な感じです。
大蔵村産完熟トマトの冷製フェデリーニ。
上に乗っているトマトが非常に美味しいのです。
最近は一年中トマトが食べられるようになりましたが、それでも本当に美味しいトマトに出会えるのは年に数回しかありません。このトマトは今年一番でした。
やはり、素材の味を生かすイタリアンには、山形の食材は相性が良いようです。最近、山形にはこのようなイタリアンが増えていますが、その理由がわかるような気がします。
さて、次に、本日の宿泊地、肘折温泉を目指します。
途中、本合海という場所にある「芭蕉乗船の地」によりました。
ここは、北上してきた最上川が、日本海に向けて西方向に向きを変えるところで、海運が主流だった頃には交通の要衝だったところです。芭蕉もここから船に乗り最上川を下ったとのことです。
今では国道47号の橋がすぐ後ろにあります。船からトラックに物流は変わり、町は昔の栄華はなくなりましたが、重要な交通路であることは変わりがありません。
続いて向かったのは、「森の巨人たち100選」に選定された巨木、岩神権現のクロベです。
手前が岩神大権現杉、奥がクロベです。推定樹齢200~300年、樹高25m。
その後、肘折温泉へ。宿に入る前に、まずは近くにある「黄金温泉 カルデラ温泉館」へ向買います。
ここは温泉のほか、冷たい炭酸泉を飲泉することができます。大きな施設ではありませんが、非常にお湯の質は高いです。
カルデラ温泉館から先に行くと、かつて大蔵鉱山があったそうで、昔はたいそうにぎわったそうですが、今は跡形もなくなっているとのことです。カルデラ温泉館には、当時の写真が展示されています。
(肘折温泉編に続く)