「時の宿すみれ」の食事は、食事処 すみれ庵になります。
ここの特徴はカウンター席があること。カウンター席は予約時に希望することができますが、料金の高い部屋が優先されるシステムのようで、必ずしも希望通りになるわけではないようです。
ただ、今までも料金の高い部屋には泊まったことはありませんが、幸いなことにすべてカウンター席でした。そして、今回もカウンター席でした。
本日のメニューです。通常では見かけない珍しい部位があるのも牛肉専門店のなせる技です。
「金時人参のフラン コンソメジュレ 内モモローストとキャビア添え」
コンソメのジュレが絶妙です。
「ネックのクロケット フォアグラ入れ 紅しぐれ大根サラダ 外バラベーコンと」
クロケットの中は安納芋を使っています。芋のコロッケとは思えないほどクリーミーでした。
紅しぐれ大根は地元産とのことです。ここは、野菜も地元産が中心です。
「アキレス腱入りつくねのスープ 寒中野菜と」
生姜味のスープです。
「ほほ肉のブランケット 三種の野菜」
地元伝統野菜の遠山かぶは煮崩れせず、しゃきしゃきした食感が特徴です。
「お口なおしのグラニテ 庄内柿とデコポン」
個人的にはもう少し食べてみたい味でした。
「大とろポアレのにぎりとカイノミのあぶり」
ここの看板メニューです。何も言うことはありません。
「とも三角のすみれ漬焼」
すみれ伝統の定番メニューです。
「千本の湯引きとあさつきのからし味噌酢和え」
付け合せの野菜はアスパラ菜と言うそうで、米沢近郊の小野川産とのことです。
「季節の冷汁」
山形名物の冷汁です。
「サーロインのステーキ」
メインはステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶからひとつ選ぶことができます。また、別料金でフィレに変更することもできます。
「米沢産赤ねぎとゆずの牛骨スープ茶漬け」
これが一番美味しかったです。
最後はデザート「クーベルチュールチョコアイスクリームとフルーツマルイーヌ」
ここの料理は一品一品の量は多くありませんが、最後は結構な満腹となります。牛肉だけでこれだけのバリエーションを出しているのもすごいと思います。
今回は約三年ぶりの宿泊でしたが、クオリティの高さはかわっていませんでした。震災とか、食中毒の問題で、いろいろと大変だったはずですが。
とにかく量を食べたい、という人には向かないと思いますが、食事を楽しむという意味ではお勧めです。この料金でこれだけの食事の宿は他にはありません。もちろん、食事以外も満足度は非常に高いです。
<2日目に続く>