本日の宿は、「山ふところの宿みやま」さん。鳴子温泉駅からは車で10分くらい、川渡温泉の温泉街から少し離れた里山にある、小さな宿です。
宿の周囲はこんな風景です。それほど山深い場所にあるわけではありません。
この宿は普通の農家にしか見えず、看板がなければ宿だとは思わないでしょう。
左の萱葺き屋根は登録有形文化財とのこと。母屋で居住空間であり、宿泊施設ではありません。
右は本館で、玄関、帳場、湯治の部屋があります。
本館のさらに右にあるのが新館。本日は新館に宿泊します。
この新館、基本骨格は金山杉だそうで、ほっとする雰囲気があります。
客室はこんな感じです。いたってシンプル。築16年とのことですが、古さを感じないのは本格木造建築だからでしょうか。清掃も行き届いています。
新館の室数は5室ですが、3室埋まるとそれ以上客はとらないそうで、予約は取りにくい宿ですが、その分ゆっくりできます。
温泉は単純泉です。浴槽が黒い石のため色がよくわかりませんが、結構濃い茶色のようです。
単純泉の場合、場所によってはまったく温泉の効果が感じられないこともありますが、ここはかなりいいお湯です。
温度はやや低め、木の香りも心地よく、その分ゆっくり入ることができます。
新館の顔がこのラウンジ。湯治で長逗留するときに、このようなスペースがあるのは非常に良いと思います。
次は、食事を紹介します。
<その4に続く>