太宰府から、西鉄で福岡に戻ります。
西鉄二日市で乗り換えると、西鉄の看板列車、8000系特急がやってきました。
この編成は、福岡ソフトバンクホークスのラッピングが施されています。
しかし、西鉄(ライオンズ)が(南海)ホークスの応援をするとは、時代は変わったものです。
地下鉄で再びJR博多駅に移動し、本日の宿泊地、熊本に向かいます。
なぜ熊本に宿泊するのに福岡経由にしたのか、それは、これに乗るためです。
JR九州、新幹線800系。イベント列車以外でも魅力的な車両の多いJR九州の中で、その頂点に立つ列車、といっても良いでしょう。
この日はトップナンバー編成でした。
800系は全車普通車の6両編成ですが、シート配置は2+2列、普通の新幹線の3+2列に比べ圧倒的に余裕があります。
1、4号車のシートカラーはグリーン系の高級感の有る織物、シートバックやアームレスト、収納式テーブルは、木目調ではなく本物の木が使用されています。
2、5号車のシートはブルー系。3、6号車はレッド系です。
この内装だけでも、わざわざ乗りに来る価値があると思います。
が、ゴールデンウィーク中にもかかわらず乗客は1両にわずか数人程度。博多~熊本間は1時間に4本の新幹線が設定されており、輸送力過剰気味なのは否めません。
まあ、でもそのおかげでのんびりと移動することができました。博多~熊本はわずかに39分です。
車内で唯一気になったのが、このとってつけたようなLEDモニター。たぶん、シートバックが高く、車端部のモニターが見えないため追加されたものと思いますが、車内の雰囲気にそぐわず、完全に浮いた存在となっています。
熊本で宿泊するのは、「JR九州ホテル熊本」。
熊本駅白川口駅前広場の南側にある、比較的小規模なホテルです。部屋の窓からは駅前広場が一望できます。
まずホテルにチェックインし、荷物をおいて、夕食を食べに市街中心へ市電で移動します。
少し時間があるので駅と繁華街を散策し、お土産を買いました。
まずは熊本のお土産の定番、お菓子の香梅「誉の陣太鼓」。多少重いですが、美味しいです。
フジバンビ「黒糖ドーナツ棒」。以前にいただいたことがあり、美味しかったので買いました。
永谷園「九州限定茶づけ」。
そして、夕食に向かったのはこちら、「おはこ 銀座通り店」。
まずは熊本地方の地鶏、「天草大王のたたき」。歯ごたえが普通の地鶏とはまったく違います。
揚げたての「辛子レンコン」。ホクホク感と辛さの組み合わせが絶妙です。
刺身盛り合わせ。
霜ふり馬刺。
フタエゴ刺。フタエゴはばら肉の部分で、半解凍状態でスライスされていて、ちょっと変わった食感です。
たかなさつま揚。練り物ではなく、本当に魚のすり身を揚げた感じで、今日一番のメニューでした。
最後は馬にぎり。
料金はそれほど安くはなかったですが(もちろん高いわけではありません)、これだけ郷土のものを食べられて大満足です。
ただ、テーブルがかなり狭い上に荷物を置く場所もないのはマイナス点です。
九州1日目はこれで終了。
<2日目に続く>