本日の宿泊は、赤湯温泉の「松島館」です。
赤湯はお湯が良いので何度か立ち寄り湯できており、一度泊まってみたいと思っていましたが、今回実現しました。
外観は純和風ですが、インテリアは古民具と西洋アンティークを巧みに配したセンスの良い仕上げになっています。
ロビーの左下のテーブルはさりげなく古い戸板で、戸車が付いていたりします。そして、床はコルク貼りです。
広い敷地にわずか9室の静かな宿で、市街地にあるため高い塀で囲われており眺望はありませんが、庭はごちゃごちゃしすぎず、きれいに手入れされています。丁度萩の花が満開でした。
そして、廊下も広く、すべてにおいてもったいないくらい余裕のある造りの建物です。
館内にはフリースペースが何ヶ所か設けられており、コーヒー等を無料で飲むことができます。
ここは談話室、この窓枠も古民具の再利用です。
ここは大浴場はありません。9室のうち3室が温泉付となっているほか、3つの貸切風呂があります。実際使ってみると3ヶ所のうち必ずどこか空いており、待つはありませんでした。
今回は3ヶ所すべて利用しましたが、やはり庭園を眺める露天が人気のようです。
手ぬぐい、バスタオルは風呂に用意されており、部屋から持っていく必要がないのも嬉しいところです。
赤湯には何種類か源泉がありますが、ここはわずかに硫黄臭のあるやさしいお湯です。当然掛け流しです。
館内の一角には浴衣がおいてあり、なんと何枚でも自由に使用することができます。
このシステムは今までみたことがありません。
部屋は、今回は一室だけある洋室にしてみました。
このような宿の洋室は、アジアンか和モダン、が定番ですが、ここはビビッドな色合いが地中海のホテルを思わせ、非常に新鮮に感じました。
そして、休館の一室以外はリビングが付いています。
リビングにはエスプレッソマシンがあり、部屋でもコーヒーは無料で飲むことができます。
さて、夕食まではまだ時間があるので、赤湯の街を散策します。
まず向かったのは、「金渓ワイン」の佐藤ぶどう酒。置賜地方はワインの産地で有名ですが、赤湯にはワイナリーが4件あります。
何種類か試飲させてもらいましたが、小さな試飲カップとはいえなみなみとついでくれるので、あやうくここだけで出来上がってしまうところでした。
次に向かったのは、以前にも来た事がある、「酒井ワイナリー」。二軒とも連休のせいか、お客さんでにぎわっていました。
で、購入したのは次の3本です。
左:佐藤ぶどう酒 金渓ワイン 無添加 赤。
中央:酒井ワイナリー バーダップワイン ロゼ。
右:酒井ワイナリー まぜこぜワイン 白。
ワインの試飲ですっかりいい気分になりましたが、街の北側にある烏帽子山公園に上ります。
上ると、丁度、秋の夕日がくれていくところでした。
赤湯自慢の継ぎ目なしの日本一の大鳥居です。
この辺は桜の名所でもあり、一度桜の季節にも来て見たいものです。
<その4に続く>