飛騨古川で昼食の後、本日の宿泊地である奥飛騨温泉方面に向かいます。
途中、旧神岡鉄道の終点、奥飛騨温泉口駅跡に立ち寄りました。
神岡鉄道は元は国鉄 神岡線で、第三セクターの神岡鉄道に転換されましたが、2006年に廃止されました。
駅舎は当時のまま残されています。
ここは旧神岡鉄道の線路を自転車で走る、レールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」のスタート地点になっており、テレビで紹介されたこともあり、廃線となった鉄道の駅にもかかわらず、いまここは人気急上昇中のスポットなのです。
この日は予約ですでに一杯で、残念ながら飛び込みで乗ることはできませんでした。
スタートはホーム上で、カリブの海賊的にすぐにレールに降ります。
電動アシストタイプもあるようなので、普通の人でも楽しめそうです。
次回、来ることがあればぜひチャレンジして見たいと思います。
旧駅は国鉄時代の駅名標も残されていました。
さて、まだ宿のチェックインにはかなり時間があるので、立ち寄り温泉に行くことにしました。
奥飛騨は温泉天国、立ち寄り可能な温泉は数多くありますが、今回は東海一の広さを誇る、水明館 佳留萱山荘の大露天風呂に向かうことにしました。
時々雨の降るあいにくの天気で景色は良く見えませんでしたが、とにかく広くて気持ちの良い露天風呂です。
お湯は単純泉とのことですが、湯の花が多く、少し緑色の透明なお湯で、風呂上がりにはさっぱりする良いお湯でした。
さて、少し早いですが本日の宿に向かいます。
奥飛騨温泉郷にはいくつかの温泉地がありますが、本日の宿泊は福地温泉です。
福地温泉は平安時代に村上天皇が湯治に来たとの伝説が残る、奥飛騨温泉でもっとも小さい温泉地です。源泉も地元の人たちが管理しており、宿も地元の人たちが経営しており、大きな旅館はありません。当然観光施設等もありませんが、その分静かに過ごすことができます。
福地温泉は結構お気に入りの温泉で、今回で宿泊するのは3~4回目ですが、ここも久しぶり、約10年ぶりになります。
今回泊まる宿は、「山里のいおり 草円」です。
実はこの宿がオープンした時、福地温泉に良い宿ができたとのことで、予約していたのですが、都合がつかずキャンセルした経緯があります。それから10年、ようやく宿泊することができます。
「山里のいおり 草円」は福地温泉のメインの道路から一本入ったところにあり、初めての人にはちょっとわかりずらい場所にあります。
駐車場は建物から少しはなれたところにあります。これは駐車場からの入り口です。上に見える木造の小屋のあるところが正面玄関になります。
古民家を移築再生した、重厚な建物です。
チェックインの時間よりかなり早く到着したため、まだ準備ができていないので、少し福地温泉を散策することにしました。
といっても、見るところはあまりないのですが、昔ばなしの里に向かいます。
福地温泉朝市会場にやってきました。
毎日、朝6時半から11時まで朝市が開催されています。
この時間は朝市はやっていませんが、無人スタンドでトマト、桃、飲み物等を売っています。
冷たい湧き水で冷やされており、今日のように暑い日にはありがたいです。当然湧き水も飲むことができます。少し鉄分と硫黄分のあるおいしい湧き水です。
朝市の裏側に、夏祭りの会場があります。
7月25日から8月25日までの間、20時30分からこの場所で福地温泉夏祭りが開催されています。この夏祭りも十数年前に一度見たことがありますが、今回福地温泉に宿泊したのはこの夏祭りを見ることも目的の一つです。夏祭りの様子は後で紹介します。
<その4に続く>