今日の宿は、「小樽旅亭 蔵群」です。
いつか宿泊してみたい、と思っていた宿ですが、北海道に来ること自体ががなく、宿泊する機会がありませんでした。
今回も最初見た時は満室だったのですが、たまたま26日に空きが出たので、念願かなって宿泊することができることになりました。
さて、「蔵群」は朝里川温泉というところにあります。事前に予約すれば小樽築港駅まで送迎してくれます。小樽築港駅から車で20分ほど山あいに入ったところにあります。
目の前がラブホテルだったりしますが、中に入るとそこには別世界が広がります。
まずはロビーで抹茶とお茶菓子が出され、一息ついた後部屋に案内されます。
今回宿泊する部屋は、メゾネットタイプの和室です。この部屋しか空いていなかったので、選択の余地はありませんでしたが。
1Fの和室です。小さめですが、二人ならば問題ありません。テレビも小さめですが、BSが映らないのはこのクラスの宿としてどうかと思いますが。
窓の外の景色は期待できません。
部屋の風呂は、お湯は温泉が出ます。
部屋の風呂は、温泉組合から供給されたお湯をそのまま使用しているということで、大浴場は循環消毒ありなので、入るなら部屋の風呂のほうがよい、ということになります。
階段を登り2Fに向かいます。
2Fには小さな和室が二部屋あります。
2Fのどちらかの部屋に布団が敷かれることになります。
なかなか凝った作りの部屋ですが、使い勝手は今一つです。特に気になったのは、クローゼットが2Fにあること、2Fに目覚ましがないこと、1Fは寒くて2Fは暑くて寝苦しいくらいだったことです。
館内は名前の通り、蔵をイメージした造りで照明も暗めです。古い蔵を移築したりしているわけではありません。
パブリックスペース周辺は明るい造りになっています。
この宿の特徴は、オールインクルーシブシステムで、宿泊中の飲み物代はすべて宿泊代に含まれる、つまり無料ということです。
館内にはバーがありますが、ここの飲み物もすべて無料です。
アルコールを多く飲むほどお得になるシステムで、飲み物代を気にする必要はないですが、飲みすぎには注意が必要です。
部屋の冷蔵庫の飲み物も当然無料で、このようなスパークリングワインが用意されています。
この後、大浴場に行きました。
大浴場、といっても洗い場は4個しかなく、広いわけではありません。露天風呂、もありますが、川側がオープンになっているだけで、開放感はあまりありません。目隠しも高いので、眺望もよいわけではありません。
泉質の面からも、ここでは部屋の風呂に入るのが正解と感じました。
ところで、大浴場では外国人の家族連れと一緒になりましたが、あのマナーの悪さはなんとかならないのでしょうか。
今、日本の観光は外国人抜きでは成り立たないし、国によって習慣や考え方が異なるのはこちらも理解しなければなりませんが、だからといって他国でやりたい放題やってよいわけではありません。
海外に出るのであれば、公共の場所をお互い迷惑をかけずに気持ち良く使用するくらいのマナーは最低限身に着けてほしいものです。
また、宿側も外国人を受け入れる以上、その辺の啓蒙は行ってほしいと思います。実際には難しいのかもしれませんが。
安くない金額を支払って宿泊する以上、宿泊客はそれなりの品格を求めています。宿泊客が不満を持ってしまうと宿自体の評価を下げる結果になりかねませんので。
<その5に続く>