今年のゴールデンウィークの旅行は奈良・伊勢方面に行ってきました。
前回奈良に来たのは2011年、忘れもしない東日本大震災直後のゴールデンウィークだったので、7年前のことになります。
今回は、ほぼ前回と同じルートでの再訪となります。
4月29日の夜に出発し、新東名高速~伊勢湾岸自動車道を経由し、四日市ICで一旦高速を下り、片岡温泉に向かいます。
夜間に移動する場合、朝、風呂に入ってさっぱりしたいですが、片岡温泉は6時からオープンしているので、奈良に向かう途中に立ち寄るには非常に良い位置にあります。
前回来た時には日帰り温泉施設だった片岡温泉ですが、現在は移転して、宿泊施設、レストラン等のあるアクアイグニスという施設の一部となっています。
後方に見えるのは新名神高速、これが完成すると365日24時間渋滞している鈴鹿IC付近の渋滞は解消されるはずです。
アクアイグニスは、近鉄湯の山線の線路沿いにあります。
6時近くになると続々と地元の人たちがやってきました。
移転しても温泉の良さは変わらず、やや甘い味のするヌルヌル感の強いお湯です。
アクアイグニスは奥田氏、辻口氏等の有名シェフ、パティシエがプロデュースにかかわっていることもあり、食事やスイーツもおいしそうなのですが、まだ時間が早いため開店前、とりあえず温泉の売店でおみやげを購入します。
温泉の後、近くのコメダ珈琲でモーニング。
四日市ICに戻り、渋滞する鈴鹿IC付近を通過し、名阪国道を通り、伊賀上野から国道163号を通り最初の目的地、浄瑠璃寺に向かいます
浄瑠璃寺は前回も最初の目的地として訪問しています。正確には奈良ではなく、山城国、行政区分上は京都府にあります。
駐車場に車を停めると、まずは猫がお出迎えです。
まずはこの参道が素晴らしいです。ここを通るだけで気分が良くなる感じがあります。
参道を抜け、小さな門をくぐると、池の向こうに本堂が見えてきます。
が、まず東にある三重塔にお参りします。
三重塔には薬師如来が安置されており、当方浄瑠璃世界、過去~現世である此岸を現しています。
ここから見る、池の向こうは彼岸、阿弥陀如来の西方浄土を現しています。
池を半周周り、本堂側にやってきました。
浄瑠璃寺は平安時代の九体仏が唯一残っています。九体の阿弥陀如来像が横一列に並ぶため、本堂は横長の構造となっています。
境内は無料ですが、本堂内のみ拝観料が必要となります。
受付で拝観料を納め、本堂裏の廊下を通り、本堂内に入ります。
薄暗い本堂内部に九体の黄金の阿弥陀仏が並ぶ姿は何度見ても圧倒されます。しかも非常に近い距離で対面することができます。
そして、九体仏以外にも非常に素晴らしい像を多数見ることができます。
九体仏は7月から1~2体づつ修復に入るとのことなので、当分の間九体そろった姿を見ることはできなくなります。
拝観を終えて本堂を出ると、黒猫に出会いました。
まだ子猫で、ちょっとやんちゃな感じです。
参道入口の売店で茶葉を購入します。無人売店で、代金はおいてある瓶にいれる仕組みになっています。
ところで、帰り際、駐車場に戻ってくると野犬がいました。
大きい乳首が何個も見えたので子育て中のメス犬だと思いますが、日本では久々に野良犬を見ました。
昔は野良犬なんてどこにでもいたのですが、今の時代に見ると不気味です。
<その2に続く>