本日の宿は「かんぽの宿奈良」、平城宮跡と秋篠川に挟まれた場所にあります。最寄駅は近鉄の大和西大寺駅、奈良の中心部からは少しはなれた場所にあります。
2016年にリニューアルしたばかりで、内外装はまだ新しく、クラシカルなイメージになっています。
チェックインの後、ロビーでウエルカムドリンクのサービスがあります。この手の公共の宿では珍しいサービスです。
連休中なので満室のようですが、翌日が平日なので家族連れは少なく、年配の宿泊客が多いようです。
部屋はツインルーム。こちらもクラシックホテルのようなイメージとなっています。部屋も広く申し分ありません。
部屋の窓からは平城宮跡が見えますが、二階なので植え込みしか見えません。
「かんぽの宿奈良」は温泉があります。温泉、といっても奈良の街中なのでそれほど期待していませんでしたが、思いのほか良いお湯でした。
九州の長湯温泉とか山形の肘折温泉のお湯を薄くした感じです。
洗い場、浴槽共に広く、部屋数42室に対してキャパシティも充分です。20時までは日帰り入浴がありますが、混雑することもなく、ゆっくり入浴することができました。
さて、「かんぽの宿奈良」を選んだ理由はほかにもあります。
この宿の屋上には展望台があります。そこから平城宮の向こうに奈良市街を見ることができるのですが、
平城宮跡の真ん中を通過する近鉄奈良線の列車が見放題です。
大きな屋根は東大寺大仏殿、その向こうに二月堂、山肌が草のところが若草山です。
再建された平城宮の太極殿をバックに30000系が通ります。
運行密度が高く、車両のバラエティも豊富なので飽きることがありません。
そして、反対側には西大寺検車区。
鉄道(近鉄)好きの方にはお勧めです。
<その5に続く>