続いて高原の宿 ラパンの夕食です。夕食はフレンチです。
準備があるので、15分前に部屋の鍵を開けておいてくださいとのことです。時間になると、呼んでくれます。
最初に出てきたのは 新玉ねぎのブラマンジェ。
蟹とトリュフが添えられた贅沢な一品です。そして、上にかかっているソースの味付けが完璧です。
このあとに出てくる料理のレベルの高さを予感させ、期待が高まります。
この宿はワインが充実しています。しかし、ボトル一本は開けられないので、日本酒にしました。
日本酒は種類は多くないものの、群馬の地酒が何種類かリストにあります。今回は谷川岳にしました。辛口との説明でしたが、かなり辛口です。
辛口をスタンダードにしている我々が辛口と感じるのですから、かなりの辛口です。
ちなみに冷酒は300mlのみです。
三重県産ヒラメのカルパッチョ 山ウドと共に
ヒラメは当然おいしいのですが、ドレッシングの味付けが素晴らしいです。
基本は塩味と思いますが、まろやかで奥の深い味付けです。どうやったらこの味が出るのでしょうか。香りの独特なウドとセロリとの相性も抜群です。
パンも自家製、パンもまたおいしいです。
ホタテのポワレ 菊芋のブルーテ
ホタテは内部がほんのり生で、絶妙の焼き具合です。のせてあるカリカリのパン粉が個人的にはツボでした。
部屋出汁を考慮してか、お皿が結構暖かいので、冷めることはありません。
信州産アスパラガスと甲イカのソテー
アスパラは太くて大きいですが、柔らかく、全くスジがありません。
甲イカも柔らかく、こんなに柔らかい以下は初めてかも。
ソースと共にカラスミが散らしてある、贅沢な一品です。
キャベツのステーキ。
この宿の名物とのことです。嬬恋村名産のキャベツをステーキにしたものです。チーズ風味のソースは結構グツグツの状態で提供されます。
石川県から届いたお魚のポワレ 根セロリとふきのとう
群馬は、特に海関係は日本海側とのつながりが強いので、石川県から届いても不思議ではありません。
魚は表面はカリッとして中は柔らか、ふきのとうのソースのほろにがさも絶妙です。
ここまで食べてきて感じたのは、全く胃に負担がないことです。
量が多かったり、味付けがいまいちだったり、ヘビーだったりする料理があると、どうしても胃に負担がかかることが多いですが、ここの料理ではそのようなことがないということです。
これはなかなか体験したこのがない感覚です。
上州牛のステーキ ご飯 味噌汁。
この牛もしつこくなく、すんなり食べられます。
低温調理した肉を、表面だけ焼き上げたのではないかと感じました。
デザートはピスタチオのブラマンジェ。
ベリーのシャーベットとイチゴの下にグリーンのピスタチオのブラマンジェが埋まっています。
メニューの最初と最後がブラマンジェでした。
食事の後、冷蔵庫にフルーツが入っています。
甘くておいしいいちごです。
高原のホテル ラパン の食事は、間違いなく、今まで宿泊した宿の中でも最高レベルです。
今日は久々に朝早く起きて、いろいろ動き回ったので、温泉に入って早く寝ることにします。
こういう時に部屋に温泉があるのは非常に良いですね。
<2日目に続く>