道の駅伊豆月ケ瀬から国道136号を通り、西伊豆に向かいます。このルートが西伊豆への北側のメインルートですが、自動車専用道路と直結したことで、西伊豆へのアクセスはかなり向上しました。
このルートで西伊豆の海側に出たところにあるのが土肥で、ちょっと手が出ないような超高級旅館が多数ある温泉街で,、西伊豆の観光拠点の一つでもあります。
その土肥の有名な観光施設といえば土肥金山、今まで行ったことがなかったので、今回行ってみることにします。
国道に面した広い駐車場に車を停め、入場券を購入し、中に入ります。
施設内はきれいに整備されています。天気も良く、気分がよくなります。
金の鯉が泳ぐ池。
中央には金の抗夫の像が。しかし、股間に何もないのが気になります・・・
土肥金山は戦国時代の頃に採掘が始まり、江戸時代に一時休山となりますが、明治に再開し、昭和まで採掘された金山で、資源枯渇で閉山した後は観光施設として坑道が公開されています。
坑内入口。
最初はこんな感じですが
奥に進むと坑道らしくなってきます。
坑道の奥にある山神社。金山の守り神でしたが、今ではパワースポットになっています。鳥居は金箔になっています。
坑道の一番奥、光の当たっているところが金鉱脈だそうです。
閉山したのは商業的に成り立たなくなったからで、まだ鉱脈は残っているということですかね。
江戸時代の様子が結構リアルな人形で再現されています。
のんびりした感じに見えますが、当時は電気も機械もなく、粉塵もひどかったであろう坑道の中で朝から晩まで毎日働くのは可なり重労働だったはずです。
さらに金の精錬には水銀とか鉛といった有害重金属を使用していたため、金山の労働者はかなり過酷な労働環境だったと思われます。
坑道の出口、この辺が最初に採掘がはじまった場所とのことです。
坑道を出ると、黄金館があります。
ここの目玉は、世界最大の金のインゴットです。250kgあるそうです。
こちらの小さいインゴットは12.6kg、触ることができます。
金は、同じ重さでも重く感じます。
お土産物売り場も金だらけ。縁起がよさそうで、つい買ってしまいます。
先ほどの山神社の御朱印。自分でスタンプを押して作るタイプです。
庭園には足湯もあります。
藤が満開です。この旅行中、至る所で満開の藤を見ることができました。
多分、例年通りだとこの時期に桜が満開なのかもしれません。今年は2週間ほど早いようです。
土肥金山、歴史をわかりやすく展示していて、なかなか勉強になります。施設内もきれいで、思ったよりも見ごたえのある施設でした。
<その3に続く>