鳥羽からパールロードを進み、麻生の浦大橋を渡ったところに本日の宿「サン浦島 悠季の里」があります。
最近ホテルの宿泊が多いので、久しぶりに日本旅館に宿泊したい、という理由でこの宿を選びました。
玄関、フロント、ロビーは5階にあります。雨でなければよい景色が見られたはずです。
ウエルカムドリンクの抹茶と羊羹です。
ところで、ロビーでくつろいでいると、男の人がこちらの名前を呼んで近づいてきました。宿の人かと思ったのですが、写真屋で、買わなくてもよいから看板の前で記念撮影をさせてくれといってきました。
当然断りましたが、何故写真屋が我々の名前を知っているのでしょうか?宿には氏名は教えても、写真屋に教えてよいとは言っていません。これって個人情報漏えいになるのではないでしょうか。写真屋も宿の従業員といわれたらそれまでですが、いきなり不快な思いをしました。
モヤモヤした気持ちを持ちながら部屋に案内されます。
今回は「別邸 水の星」一階の温泉風呂付和室を予約しています。
担当のスタッフ(男性)が部屋まで案内してくれたのですが、盛り上げようとしているのか、話し方に妙な間があり、どうにも苦手なタイプでした。
話し終わった後、しばらく間があるので、何か続きがあるのかと思い聞き返すと実は話は終わっているという調子で、ペースが合いません。
一生懸命やっているのでしょうが、ちょっとイラっとしてしまいました。
ちょっと不満ばかり言いましたが、部屋はなかなか良いです。
畳の部屋にベッド、スリッパをはく必要がなく、起き上がるときにも楽で良い組み合わせだと思います。ベッドの寝心地は非常に良いです。
この座椅子もなかなか良いです。
入口の板の間も充分に広いです。
冷蔵庫は宿には珍しい2扉、しかし中の飲み物はミネラルウォーターに至るまですべて有料です。
カウンターにはコーヒー等もあります。こちらは無料です。
一方、難点はなんといっても眺望が悪いこと。一階なので海はすぐそばなのですが、部屋のすぐ外に道路があるため、目隠しがあって開放感はありません。
そして一番の問題は、一番の売りである温泉風呂でしょうか。
この宿には日本の源泉があります。珠光の湯は無味無臭の普通の温泉ですが、新珠光の湯は乳白色に輝く、ぬるぬる感のあるお湯で、圧倒的に新珠光の湯のほうが良いお湯です。
しかし部屋にひかれているのは珠光の湯の方です。それは良いのですが、かなりきつい塩素臭がします。
部屋付きの温泉で消毒循環ありなのは理解できません。しかも温泉風呂には洗い場はないため、塩素を洗い流す場合、一旦風呂から出て、隣にあるユニットバスを使用することになります。
源泉かけ流しであればこんな必要はないのですが。あとは浴槽の底の中央にお湯のっ酸い出汁口があり、かなり強烈に吸引しています。気づかずに足等を乗せると強く吸引され、非常にびっくりします。これはもはや危険レベルだと思います。
さて、夕食まではまだ時間があるため、館内の探索に出かけることにします。
部屋の前にライブラリーがあります。本、CDの数はそれほど多くはありませんが。
水の星の食事は4階の食事処になります。
ここから外の展望デッキに出ることができるようになっています。
大浴場へは5階に上がり、ロビーを通り抜けて山側に行く長い通路を通っていきます。
途中、クラブとカラオケルームへの分岐がありました。
この宿は団体客が泊まるほどキャパは大きくないはずですが、一体どんな客層が利用するのか、興味があるところです。我々は行きませんが。
さらに通路を進むと大浴場があります。
先ほど書いた通り大浴場には2種類の源泉が引かれています。
消毒臭が強いのが難点ですが、内湯の浴槽は広く、露天は種類が豊富で、洗い場も広くて数も多く、ゆったりした造りです。大浴場は非常に良いです。
18時までは湯上りにところてんの無料サービスがあります。
<その6に続く>
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