続いて「さざね」の夕食です。
時間にフロント前まで行くと、案内してくれます。
食事処の席は横並びと向かい合わせがあります。部屋の定員で分かれているのでしょうか。
天気が良ければ夕陽の時間なのでしょうが。
食前酒のシャンパンはサービスです。
まずは先付け ベリーの白和え。
最中の皮で挟んでいただきます。ベリーだけではなく、カワハギとかいろいろなものが和えられており、味の変化、食感の変化が楽しめる、結構挑戦的な一品です。
前菜
このように二人分盛り合わせで出てきます。
夏鴨山葵和え。
鴨はあっさりしていて、適度な味付けと山葵のピリ辛がよく合っています。
小芋と蛸の柔らか煮。
蛸は本当に柔らかです。オクラと青海苔のソースがアクセントでよく効いています。
アスパラ塩辛ソース。
塩辛のバーニャガウダ、といった感じで思ったより洋風な感じです。
無花果胡麻クリーム掛け。
見てわかる通り、生ハムが入っています。ここの料理は、メニューに書いていない食材が数多く出てくるので、何が出てくるか、楽しみなところがあります。
鰻の春巻き、玉蜀黍掻き揚げ。
春巻きの内側に海苔が巻いてあるのがポイントです。トウモロコシは非常に甘いです。
冷製トマトの茶碗蒸し。
かなり濃厚で、あん肝といわれてもわからない感じです。
この宿には東南アジア系の外国人のスタッフが結構いましたが、皆日本語が堪能で、接客も全く問題ありません。そればかりか、日本人でも覚えられないような料理の説明をしっかりできるのが素晴らしいと思いました。
質問してもきちんとした答えが返ってきたので、ただ暗記しているだけではないです。
飲物はワインが充実しているようです。日本酒は種類は少ないですが、いい銘柄を取り揃えています。
今回は福井の白龍にしました。一つ要望として、徳利を冷やしておけるようにするとよいと思います。
お造里。房州魚貝盛り合わせ。
タイラガイ、マグロ、イシダイ、キンメダイ、鰹のタタキ。
ご時勢がら、タイラガイ以外、全部取り分けされています。当然、魚の鮮度、おいしさは申し分ありません。
台の物。鮑陶板焼き。
生きた鮑を持ってきて、テーブルで陶板焼きにします。焼けたらその場で殻から外して取り分けてくれます。
鮑なんて久しぶりに食べましたが、非常に柔らかく、肝も苦くなく、上品な味わいでした。
これはメニュー外の一品、シジミのスープ。
かなり濃厚で健康に良さそうです。
焼物。地魚の黒酢ソース。
魚はイサキ、ウニとかホタテとか入っています。黒酢もやさしい仕上がりになっています。
口変り 馬鈴薯摺り流し。
一見優しい味ですが、トリュフとピンクペッパーのパンチが効いています。
浮島鍋。
浮島はこの宿の外に見える島で、穴の開いた岩が特徴です。この鍋はそれをかたどっています。
鍋の食材は伏姫牛か伊勢海老を選ぶことができますが、今回は伊勢海老にしました。
これもその場で取り分けてくれます。ソースは海老味噌で濃厚です。
食事。鱶鰭餡掛け御飯。
おにぎりのお茶漬けです。
甘味。季節の果実ゼリー寄せ、ヨーグルトのアイスクリーム。
ヨーグルトアイスはそれほど甘くありません。ジュレはなんかのリキュール、杏仁豆腐との相性が非常に良いです。
夕食は非常においしく、満足でした。ただ、我々には量が多かったです。
量少なめ、あるいは伊勢海老か鮑どちらかで良いからもう少し料金安めのプランがあると良いのですが。
ラウンジの営業時間は23時まで、夕食後の時間帯はアルコールも提供されます。これも無料です。
サンドウィッチ、お稲荷さんなどの夜食も用意されています。
我々はもうおなかいっぱいで入りませんが、しばらくしていくとすべてなくなっていました。
部屋に戻り、温泉に入り、冷蔵庫のアイスを食べます。
ゆずのシャーベットでした。
少し星も見えるようになりました。
久しぶりに長距離を移動したので疲れました。今日は早めに寝ることにします。
夜、テレビを消すと、結構波の音だけが聞こえます。
<2日目に続く>
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