今回の宿はイル・アズーリです。
昔は、アクーユ三四郎という宿でしたが、コロナ禍等により営業譲渡され、2021年7月にイル・アズーリとしてオープンしました。
イル・アズーリはイタリア語で紺碧の意味、名前のとおりイタリアをイメージした宿になっています。
建物の外観は古いままですが、内装は見事に改装されています。
玄関を入ると、正面に海が見えます。立地は最高です。
入ってすぐのところにあるテーブルでチェックインします。
入り口にある桜。造花ですが、良いセンスだと感じました。
こちらはレストラン。夕朝食ともにビュッフェスタイルです。
広々としたロビー。
ロビーの外には海に面したデッキ、足湯もあります。
今回は4階の部屋を予約してあります。
客室通路も青と白基調でおしゃれに仕上げられています。
ただ、ドアの把手とキーシリンダーは年季が入っていて、扉は変えずに化粧直しのみ行ったようです。
部屋の内部も見事に改装されています。昔の宿の面影は全くない、と言って良いでしょう。
この部屋は定員4名までとのことで、ベッドふたつとソファーベッド。二人であれば、広さは十分です。
ベッドと反対の壁側は機能的にまとめられています。
この宿はフリーフロー、滞在中飲み物無料のシステムを採用しているため、冷蔵庫の中は何も入っていません。飲み物はロビーにある飲物カウンターまで取りに行く必要があります。
また、貴重品を入れる金庫はありません。
洗面所。この宿のアメニティ類はDHC製で、結構使い心地が良いです。この横にシャワーブースがあります。
ベランダにある浴槽はマイクロバブルバス、この部屋は温泉ではありません。
しかし、細かい泡が結構気持ち良く、これはこれでありと思いました。
ベランダから下を見るとこんな感じ、海ぎりぎりの断崖に建っていることがわかります。
今まで宿泊した宿の中で最も海に近いかもしれません。
さて、この宿最大の特徴はフリーフロー、滞在中の飲物が無料になるシステムです。
このフリーフローを楽しむため、再びロビーに向かいます。
エレベーターホールもおしゃれです。
エレベーターの中やロビーはレモン系フレグランスの香りがします。
ロビーの奥に飲み物のカウンターがあり、このカウンターにある飲物はすべて無料です。
ビールはもちろん、ワインは種類も多く、さらにウイスキー、ジン、モヒート等にトニックウォーター等割り材も充実していて、よくある飲み放題だけど選択肢がない、ということはありません。
簡単なスナック菓子の他、夕方は少しだけおつまみも用意されます。
フリーフローを楽しむ宿泊客は結構多いですが、ロビーが広く余裕があるので、せわしない感じはなく、ゆっくりすることができます。
続いて大浴場に向かいます。
大浴場は非常に広く、洗い場は10か所以上、内湯も露天も10人は余裕で入れそうな大きさです。
露天は展望重視で、目隠しは少なめで開放感があります。
お湯は特徴はなく無味無臭、加水、加温、循環、消毒有ですが、消毒臭はなく、意外に温まる良いお湯でした。
各部屋に風呂がついていることもあり、大浴場は空いていて、広い大浴場をほぼ独占できるのが最高でした。
今の時期は気候もよく、虫も少ないので、露天風呂に入るには最適の時期です。
大浴場を出たところには無料のアイスキャンデーも置かれています。
部屋からは堂ヶ島のトンボロ現象を正面に見ることができます。
ちょうど時間的に瀬が現れていました。まさに絶景。
海の道と光の道が交差します。
黄砂の影響もあまりないようで、きれいな夕陽を見ることができました。
<その6に続く>