金融知識なくても
全然、大丈夫!
「ウォール・ストリート」80点★★★★
ときは2008年。
刑務所から
ある男が出所してきた。
彼の名はゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。
かつてカリスマ投資家だったが
インサイダー取引の罪で
8年間服役していたのだ。
いっぽう
ウォール街の投資銀行に勤める
ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)は
若くして成功し、
婚約者ウィニー(キャリー・マリガン)と
順風満帆な日々を送っていた。
が、そんな彼の人生が
一夜にして暗転する。
勤務先が
突然破綻したのだ。!
そしてジェイコブは
ある目的を持って
ゲッコーに接近してゆく――。
実は前作「ウォール街」(87年)
観てないんです。
当時は
「株とかの話?わかんなそう」とか思って。
しかしこれを観るかぎり
全然、大丈夫そうですね。
逆に
「大恐慌!」「金融パニック!」とか
ニュースでは知ってはいたけど
実際のところ何が起こってるんだか
よくわからなかった
アメリカ金融界のことを
教えてもらったくらいです。
ちゃっかり
激動の市場第一線で
戦ってるような気分になれたし
「ああ、映画を楽しんだなあ」
という充足感を
与えてもらいました。
優雅さのあるカメラワークなど
さすがオリバー・ストーン監督、という
重厚でラグジュアリーなムードに溢れ
なんとなく80年代“よき時代”に
「返り咲いた」感があります。
またシャイア・ラブーフ&キャリー・マリガンという
若手二人のあてかたが大成功。
特にシャイア・ラブーフは
超・当たり役で
如才なく立ち回っても
誠実そう、という
若き金融マンにハマってました。
いま番長、一番のお気に入り
キャリー・マリガンの使い方も贅沢だしなあ。
(ショートヘアがむちゃカワイイ!)
人情や心理面では
あっさりしすぎな展開もあったけど
映画らしい映画なので
金曜の夜のデートなんかに最適。
楽しめると思いますハイ。
「ウォール街」も観たいんだけど
TUTAYAでレンタル中なんだよな…(ブツブツ)
★2/4から全国で公開。
「ウォール・ストリート」公式サイト