「チーム・バチスタ」海堂尊原作の
医療ドラマです。
「ジーン・ワルツ」61点★★☆
大学病院に勤める
曾根崎理恵(菅野美穂)は
産婦人科医であり、遺伝子のスペシャリスト。
理恵はしばしば
日本では認められていない
代理母出産を擁護する発言をし
大学内で目をつけられていた。
准教授の清川(田辺誠一)は
そんな理恵を気にかけている。
そのころ
理恵は院長代理を務めるクリニックで
4人の患者を抱えていた。
障害のある子を妊娠した女性(白石美帆)、
安易な中絶を望むギャル(桐谷美玲)、
不妊治療の末ようやく妊娠がかなった
39歳の女性(南果歩)。
そして55歳の妊婦(風吹ジュン)。
そんななか
理恵が代理母出産に
手を染めているとの噂が立ち始め――?
一人の産婦人科医の
医療過誤事件から始まるこの話。
産婦人科医の抱える問題や窮状、
さらに代理母出産と
重いテーマをエンタテイメントで魅せるという
海堂氏ならではの作品でした。
特に後半、
出産というタダでさえ切羽詰まる状況に
たたみかけるように困難が降りかかる展開は
あまりの修羅場加減に
盛り上がります(笑)。
ただ
番長のような素人にもなんとなく
いぶかしがられてしまうほど
穴ボコだらけなのが気になる。
代理母出産は
もっと大変そうだし
冒頭の医療過誤での
不当逮捕はどうなったの?
そもそも
肝心の○○をいつ採取したのか――?とかねえ。
そう思いつつ
障害を持った胎児のエピソードのくだりでは
素直に泣かされたりもして。
番長にもちゃんと
人間らしい一面があるんですよ。
それに
菅野美穂演じる理恵が
「代理母出産を禁止する現状は
“偶然にも”何の問題なく
生まれてきた人たちが作ったシステム」と
いうのにはまったく同感。
自分と異なる人、または
弱者の立場と視点で
ものを見られない社会はサイテーですからね。
ということで
娯楽としてはこのくらいの
描写が限度なのかもしれませんが
もう少しじっくり
話を聞いてもいい問題に思えました。
★2/5から全国で公開中。
「ジーン・ワルツ」公式サイト
医療ドラマです。
「ジーン・ワルツ」61点★★☆
大学病院に勤める
曾根崎理恵(菅野美穂)は
産婦人科医であり、遺伝子のスペシャリスト。
理恵はしばしば
日本では認められていない
代理母出産を擁護する発言をし
大学内で目をつけられていた。
准教授の清川(田辺誠一)は
そんな理恵を気にかけている。
そのころ
理恵は院長代理を務めるクリニックで
4人の患者を抱えていた。
障害のある子を妊娠した女性(白石美帆)、
安易な中絶を望むギャル(桐谷美玲)、
不妊治療の末ようやく妊娠がかなった
39歳の女性(南果歩)。
そして55歳の妊婦(風吹ジュン)。
そんななか
理恵が代理母出産に
手を染めているとの噂が立ち始め――?
一人の産婦人科医の
医療過誤事件から始まるこの話。
産婦人科医の抱える問題や窮状、
さらに代理母出産と
重いテーマをエンタテイメントで魅せるという
海堂氏ならではの作品でした。
特に後半、
出産というタダでさえ切羽詰まる状況に
たたみかけるように困難が降りかかる展開は
あまりの修羅場加減に
盛り上がります(笑)。
ただ
番長のような素人にもなんとなく
いぶかしがられてしまうほど
穴ボコだらけなのが気になる。
代理母出産は
もっと大変そうだし
冒頭の医療過誤での
不当逮捕はどうなったの?
そもそも
肝心の○○をいつ採取したのか――?とかねえ。
そう思いつつ
障害を持った胎児のエピソードのくだりでは
素直に泣かされたりもして。
番長にもちゃんと
人間らしい一面があるんですよ。
それに
菅野美穂演じる理恵が
「代理母出産を禁止する現状は
“偶然にも”何の問題なく
生まれてきた人たちが作ったシステム」と
いうのにはまったく同感。
自分と異なる人、または
弱者の立場と視点で
ものを見られない社会はサイテーですからね。
ということで
娯楽としてはこのくらいの
描写が限度なのかもしれませんが
もう少しじっくり
話を聞いてもいい問題に思えました。
★2/5から全国で公開中。
「ジーン・ワルツ」公式サイト