ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

赤ずきん

2011-06-07 22:26:18 | あ行

アマンダ・セイフライドなのか
アマンダ・サイフリッドなのか

どっちかにしておくれ~。

「赤ずきん」30点★★


あの「トワイライト~初恋~」の
女性監督が挑む
オトナ版“赤ずきん”だそうです。


満月の日は、恐ろしい狼に
生け贄を捧げなければならない――

そんな災いの村で
美しい娘に成長した
ヴァレリー(アマンダ・サイフリッド)。

彼女は幼なじみのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と
恋に落ちる。


しかし母は貧しい彼との結婚に反対し、
裕福な家の息子ヘンリー(マックス・アイアンズ)と
彼女を結婚させようとしていた。

ピーターと一緒なら、
この村から逃げてもいい。

そう思っていたヴァレリーだったが、

そのとき
村を揺るがす事件が起こり――?!



生け贄、純潔、忌まわしさ、
白い雪に映える赤いマント……といった
ムードへのこだわりは感じるけれど、
大袈裟なだけで、まるで田舎芝居。


もっと思いっきり
ダークでドロドロな
オトナ方面に行っちゃえばよかったのに、

微妙に子ども向け(ティーン)を意識したのか、
淫靡さやグロさなどの表現が、
中途半端なのが一番まずい。


おそらく、締め役として抜擢されたであろう
ゲイリー・オールドマンが
かなり気の毒なことになってました。


閉鎖された村で、
誰が犯人なのか?!という
サスペンス要素はあるんだけど、

あまりに中身が薄いので、
別に誰が犯人でもいいや、なんて(笑)


危険な恋、立ちはだかる障害、
恋人たちの切ない運命……など

パーツは
別に「トワイライト」だって同じなわけで

お話って
うまく語らないと、いかにつまんないか、という
話ですね。


で、名前の件ですが

アマンダ・セイフライドの
本当の読み方は、アマンダ・サイフリッドなんだそうで、
この映画では表記が
サイフリッド、に統一されてます。

まあ
千晶さんを千昌さんと
書かれるようなものかしらん(たまーにある)。


確かに
いい気分はしないから、変えてもいいんですが、
どっちかに統一して欲しいですね。


★6/10から公開。

「赤ずきん」公式サイト
コメント
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