一言でいうと「心憎いねぇ」という映画。
「ドライヴ」80点★★★★
第64回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作です。
天才的なドライビングテクニックを持つ
“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)。
依頼を受ければヤバい仕事の逃走も請け負い、
パトカーをも巻いてしまう。
ある日、彼は同じアパートに住む
子連れのアイリーン(キャリー・マリガン)に出会う。
互いに惹かれあい、少しずつ距離を縮めていく二人だが、
アイリーンには服役中の夫がいた――。
いや~これはカッコイイ映画す。
久々に演出と絵、音楽とムードでグイグイ乗せてくタイプで
マジ魅了されました。
特に主人公たちの触れそうでなかなか触れ合わない男女の刹那に、
もう
指先がジ~ン(笑)
言葉なんかいらない俳優の体温と、映像の光と影、
クールな距離感、そして音楽使いでグッと観客をつかみ
さらに甘めに持っていって
「アッ」とさせる後半も
心憎いねえ。
ただ、これクライム・ムービーであり
後半けっこうグロくなったりもするので
少々心の準備はしといてくださいね。
なにかのテレビで見たんですが
「女が男に萌える瞬間」に
「シートに手をかけながら、片手で車をバックさせるとき」とかいうのがあった。
そう、
女ってなんでドライブテクに弱いのか(笑)
かつ冷静沈着で寡黙な男なんて
ライアン・ゴズリング、これはオイシイ役としかいいようがありません。
さらにキャリー・マリガンも
デニーズ(たぶん)の制服姿が
めっちゃキュートす。
★3/31(土)から全国で公開。
「ドライヴ」公式サイト