「ジュラシック・パーク」(93年)から
22年ですって。時の流れに、うわー。
「ジュラシック・ワールド」58点★★★★
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科学の力で復元された
恐竜たちのテーマパーク「ジュラシック・ワールド」に
ザック(ニック・ロビンソン)と
グレイ(タイ・シンプキンス)の兄弟がやってきた。
彼らの叔母であり
施設を管理するクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は
彼らの世話を姉から託されるが、忙しくて秘書に任せきり。
クレアの目下の懸念は
遺伝子操作で作られた
“最強の恐竜”を無事にお披露目することだ。
ある不安要素に気づいたクレアは
恐竜行動学のスペシャリスト、オーウェン(クリス・プラット)に
協力を求めるのだが――?
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あの夢のテーマパークが実際に開園している!という
夢のような話からスタート。
映像やスリルは確かにものすごい進化です。仰天します。
主人公となる「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」の
クリス・プラットがカッコいいし
昔の「ジュラシック・パーク」の
名残りの施設なども登場し、書き込みも細かい。
透明な球体に乗ってサファリパークのように恐竜たちを眺めたりとか
本当にパークに来たような臨場感もある。
全米でも大ヒットだし
ニッポンの子どもたちも
夏休みにぜひ、どうぞ!
って言いたいところなんだけど……
けっこう怖いよ?(苦笑)
それにね~
無粋を承知で言わせてもらうと
結果、同じ事を繰り返してて
過去への反省がない!
恐竜がかわいそう!
そもそも「ジュラシック」って
人間が恐竜を蘇らせるというロマンでもあるけれど
生命を操作することを含め、
人類への警鐘でもあったわけですよね。
昔は恐怖のなかに
それを感じた気がするんだけど
本作ではあんまそれが感じられない。
より進化した遺伝子操作で恐竜を生み出し、
見せ物にして
あまつさえ兵器に利用しようとか
さらに危なくなったら殺しちまえ、とか
人間のエゴばかりが目についてしまう。
もっとクリス・プラットが
倫理面を補う要素を持ってるとよかったんだけど
結果、惨事になっても反省要素もなく
なんだかなーという感じ。
恐怖だけでなく
もうちょっと思考をうながす
アドベンチャーであってほしいなと
たぶんこの話、続くと思うんで
ひとつよろしくお願いしたい、と思いました。
★8/5(水)から全国で公開。
「ジュラシック・ワールド」公式サイト