全然エッチな話じゃないんです。
マジメな映画ですよ(笑)
いや笑っちゃいけない、笑っちゃ……(笑)
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「最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~」70点★★★★
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いや~笑いました(笑)
「馬々と人間たち」も記憶に新しいけど
また、やってくれたアイスランド映画って謎だわー。
アイスランドの小さな町にある
世界で唯一の“ペニス博物館”のドキュメンタリー。
しかし
博物館を作ったのは
元・中学校教師、校長まで務めたマジメな人物。
彼はあくまでも「生物学的」研究観点から
あらゆる動物のペニスをコレクションしてきた。
しかし、まだひとつだけ
どうしても手に入れられていないものがある。
彼の悲願である
その最後のコレクションは……人のペニスだった!という
なんだかギャグのような展開なんですが
「人のペニス」を展示するのって
難しいんですね。
でもそこに
「ワシのを寄付する」という人物が現れて……?!という展開を
映画は追っていきます。
まず
館長が本当にマジメな人物であることが
写し出されるので
決してフザけた淫らな話でなく、
タブーに挑戦する学問である、と
マジメに受け止められるんですが
しかし、その館長が
「これは趣味」といいながら
ペニス型のオブジェとかをニコニコして作ったりとか
アンタ、信じてたのに、ホントにマジなの?と言いたくなる(笑)
そして途中から
「人類最初の標本となる、ペニスを寄付したい」という米国人男性の
パラノイアに巻き込まれたりとか
はたまた
アイスランドを代表する冒険家が「寄付する」と言い出したり
面倒なことになっていく。
そして
諦めかけた館長に
最後の最後で悲願が叶うシーンが喜ばしいというか。
思ってもいなかったものを見せられる
おもしろさもまたドキュメンタリーなんだと
笑いました。
★8/8(土)から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
「最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~」公式サイト