今年のアカデミー賞
主演女優賞&助演女優賞ノミネート作。
「わたしに会うまでの1600キロ」68点★★★★
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シェリル(リース・ウィザースプーン)は
後悔していた。
アメリカ西海岸を南北に横断する自然道を
1600キロ歩く「パシフィック・クレスト・トレイル」に
一人で挑戦することにしたのだが、
歩くのも素人だし、体は悲鳴を上げるし
携帯コンロもまともに使えない。
なぜ、彼女はそんな無謀な挑戦を
することにしたのか――?
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くたびれた(笑)
見ているだけで歩き疲れました。
全米でミリオンセラーになった
女性の体験記を映画化したもの。
道中の過酷さもさることながら
「なぜ、彼女は歩くことにしたのか?」というのが
大きなポイントで
映画はその理由を
主人公を黙々と歩かせながら
回想シーンを挟みつつ、明らかにしていく。
これ以上どう作れっていうの?というくらい
定石な作りかたで
特に不可なところはなく
自然は美しく
リース・ウィザースプーンの熱演も悪くない。
でも
孤独な一人歩き旅を
おもしろく映画にするのはやっぱり難しいよね、という感じ。
イメージしたものがけっこうそのままで、
基になった実話の主人公にとって
この体験がもたらしたであろう
「魂の高み」には
観ているだけでは、辿りつけなかったかな。
聖地サンディアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道をゆく
「星の旅人たち」が
もう一度観たくなりました。
★8/28(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
「わたしに会うまでの1600キロ」公式サイト