「トゥ・ザ・ワンダー」(12年)系、
テレンス・マリック節、全開(笑)
「聖杯たちの騎士」50点★★☆
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ハリウッドのハンサムな脚本家・リック(クリスチャン・ベイル)は
セレブな暮らしを送る成功者。
毎日華やかなパーティー三昧だが
しかし
「これでよかったのか?」と人生に迷っている。
そんな彼が
6人の美女たちと巡り会い――?
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「人生に迷いちゅう」な美男クリスチャン・ベールが、
ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンら
美女たちとゆらゆらと絡まり
雲が過ぎゆき、水が流れ――という映画。
テレンス・マリック御大は
完全に話を作ることをやめた模様で(笑)
セレブな家にウカれた豪華なパーティ、
そして美女(しかしホントに美人ばったかだな・・・)と
どうにも時代にあっていないというか、
主人公の空虚さもアマちょろく、見ていてつらい(苦笑)
ただ映像はすごく綺麗!
だってエマニュエル・ルベツキだもん。
彼のカメラが美女たちを追い、その美の瞬間をここに焼き付けた。
それは価値あることだと感じます。
まあ「トゥ・ザ・ワンダー」でもこの二人、
タッグを組んでるんですけどね。
名作「ツリー・オブ・ライフ」(11年)も基本構造は同じだと思うんですが
御大にはもっと
お話を作ってほしいよー。
そうそう「ダ・ヴィンチ・コード」を最近復習してたんで
聖杯=女性のことだとわかりました。
★12/23(金・祝)から全国で公開。
「聖杯たちの騎士」公式サイト