イメージどおりの映画ではあるけれど
やっぱり歌って響くよね~。
「ワンチャンス」70点★★★★
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イギリス、ウェールズに住む
ポール・ポッツ(ジェームズ・コーデン)は
子どものころから、太めでいじめられっ子だった。
成人したいまも、生まれた町で両親と同居し、
携帯ショップで働いている。
しかし、彼にはある特技があった。
それは“歌”。
幼いころからずっと
オペラ歌手を夢見ていたが
工場務めの父(コルム・ミーニイ)には
息子の夢がリアルなものとは思えなかった。
だが、あるときポールにチャンスが巡ってきて――?!
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イギリスのオーディション番組から
人気歌手となった実在人物ポール・ポッツの半生を
「プラダを着た悪魔」のディッド・フランケル監督と
「最高の人生の見つけ方」のジャスティン・ザッカム脚本で描く作品。
ヒューマンドラマの達人の手による
“よい実話”ってことで
間違いナシ、ではありました。
主人公だけでなく、
ポールの彼女となるお嬢さん(アレクサンドラ・ローチ)が
とてもキュートで人柄がよいのが
高得点ポイント。
記事にするなら
「夫婦ストーリー」として取材&構成したいわ、という(笑)。
家族ドラマ、さらに
父と息子のドラマとして、笑いもたっぷりで微笑ましい。
ここぞという時に力を発揮出来ず、
チャンスを不意にしっぱなしの主人公が
さあ、どこで人生最大の“ワンチャンス”を掴むか……?!
現在進行中のドラマでもあることも含め
見どころですね。
実在人物を演じる
ジェームズ・コーデンもやりにくかっただろうけど
自然にこなしているし、
ポール・ポッツ氏による歌も聴きどころ。
まあ、それにしてもスゴイのは
オーディション番組の審査員であり、仕掛け人でもあり
本作の製作でもある
サイモン・コーウェル氏ですねえ。
スーザン・ボイルや、ワン・ダイレクションを生み出し
そのプロデュースを手がけ、
まあ日本でいえばAKBかモー娘。か、というポジションでしょうが
世界レベルの大ヒットを生み出す
先物買いの目と、戦略はさらにスゴイんでしょうね。
さらにもうひとつの見どころは
主人公の父親役のコルム・ミーニイ。
アイルランド出身の演技派で
来週末公開されるアイルランド舞台の映画
「ダブリンの時計職人」に主演してる。
こちらも要チェック!
★3/21(金)からTOHOシネマズ有楽町ほか全国で公開。
「ワンチャンス」公式サイト