今晩は 水野です。
春分の日の今日はあいにく雨。一日中降っていますね。外出もせず、家の仕事を少し。
春フェス中止で「SEED」の公演目標がなくなり、少し落ち込んでいます。
会長が、塾生皆にseed公演の意志を確認し、集約して、やまと塾は公演辞退の意向をまとめ
た翌日に中止が決定しました。
こういう事態ですから、いたしかたないことです。でも、残念ですね。残念に思っているのは
私たちだけではないでしょう。春フェステイバル参加の14団体の参加者全員がきっと、
がっかりしていると思います。でも、非常時ですから、納得せざろう得ません。
電力不足・救急医療・衣食住の計画・職の安定・など個人の力では解決できない、国家の
行動力が問われる事ばかり。その中で、私たちは、少しでも役に立つことを、実行しなければ
なりません。その上で、演劇も非常時だからこそ、やれることを、探していきたいものです。
4月の定例稽古の日に皆で考えを出し合いましょう。
ところで、昨日は、塾生Tさんのお宅にお邪魔し、「50プロジェクトホームコンサート 変奏曲の
夕べ」をたのしみました。チエロとピアノの一流演奏家に来ていただき、10数曲の演奏を聴き
ました。チエロ独奏ではバッハのチエロ組曲が、ピアノ独奏ではリストの愛の夢が、お二人の
演奏では、ベートーベンの「魔笛の主題にーーーー」がよかった。二つの楽器の音色が、綾の
ように紡がれて、聴く人の耳に迫ってきました。そして、エレジーも。
演奏家はお二人とも、お若く、美人の芸術家。奏でる音色は心に響き、穏やかな気持ちを
持続する事ができました。
チエロの独奏。ピアノの演奏。そしてチエロとピアノの共演。ほんの数メートル先で演奏される
曲がお部屋一杯に広がって、よい時間が流れていきました。
椅子や座布団など、準備がとても大変だったと思います。Tさんご夫妻のあたたかなお気持ち
がとてもうれしく思いました。次回も開催されるといいなあ。やまと塾のみんなもそう願っている
と思います。 水野昂子