長ジュンです
天気予報によると、関東地方は昨日入梅したとか・・・
ちょっと早い梅雨入りに、ビックリ。
もっとさわやかな季節を楽しみたかったのに残念です。
入梅前の先日のことです。
とてもお天気が良くてさわやかな日だったので、
私のマンションの5階の部屋のベランダに、掛け布団を干していました。
ちょっと風が吹いていましたが、布団を2枚干して、風に飛ばされないようにとめておきました。
しばらくして、ふとベランダを見ると・・・
なな何と・・・布団が1枚しかないではないですか

あわててベランダへ出て、風で飛ばされたのではないかと思い周囲を見回すと・・・
同じマンションの斜め下の1階のお部屋の方の庭に落ちていました。
どこか遠くへ飛んでいって、事故を起していないようだったことと、見つかったことでひとまずほっとしました。
その庭のお部屋の方は(同じマンションでも知らない方がほとんどなので)お目にかかったことのない方ですが、
事情を話してあやまって布団を回収させていただこうとお部屋を訪ねました。
でも、お留守のようで誰も出てきません。
その後夕方まで何度も訪ねましたが、ずっとお留守のようで、お目にかかれませんでした。
しかたないので、事情と帰宅されたら電話をかけていただきたいことをお願いしたメモを残しました。
夜中になっても、ベランダから見ると、そのお部屋には灯りはともらず、
布団は庭に落ちたまま白くぼんやり見えて、何だかかわいそうに思えました。
旅行に行かれてお留守なのだろうか・・・?
もし、旅行中に雨が降ればどうしよう・・・
一晩だけだとしても湿ってしまうかな・・・ なんて考えて心配しながら、その日は眠りました。
翌日、電話の音で目が覚めました。
寝ぼけながら電話に出ると、
受話器のむこうから「ごめんなさい、気がつかなくて・・・」という、やさしい老婦人の声。
例のお部屋の方でした。
何でも、
昨日は、具合が悪くて1日中ずっと寝込んでいて、布団のことに気がつかなかくて、今朝新聞を取りに玄関に出て、私が置いてきたメモを読んで、驚いて電話をくださったとのこと。
急いで、布団を受け取りいくと、
落としてご迷惑をかけたのは私なのに、私の気持ちを気遣って
「一晩外に置くことになってしまって、気づかずにほんとうにごめんなさい」と言ってくださいました。
そのお気持ちがうれしくて、私は布団の心配はどうでも良くなって、
とてもさわやかな気持ちになりました。
心からお礼を言って布団を抱きかかえて帰ってきました。
優しいお気持ちを、ほんとうにありがとうございました。
ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、とてもすてきなものをいただきました。
