夜来の雨はあがっているが風がないせいか
温気が霧となって身体にまとわりついて気色悪い
今ラジオから流れる中島みゆきのうたのようだ
時々に声音変え声を張り上げて 勇ましげだが
応援歌には聞こえない
男へ恨み節だ
過去の男をみかえすに充分な成功を手に入れているのに
なぜ?と思うのは男だからだろうか
この手の頭のいい女は
瀬戸内寂聴のように剃髪して
出家して煩悩を払うしかないだろう
オオシロカラカサタケ
朝露の湿り気で白い毒キノコがポツンととびだしていた
まるであの歌手の様だ